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人間は必然性という役割に生きることを欲する——福田恆存『人間・この劇的なるもの』を読む

3週間前

宵闇奇譚、二回目のお手伝いしてきました。

◆「そして人間の自由とは、演戯の自由のほかのなにものも意味しません」(福田恆存『藝術とは何か』41頁,中公文庫) 「演戯」を抽象化すれば意識的な仮面と意識的な素顔である。つまりまずは明確な意識で二つに分けること、分節することが必要となる。生真面目の融合無分別はこれと対極にある。

◆20代のころに読み大きな影響を受けたのは、福田恆存『人間・この劇的なるもの 』(新潮文庫)であった。二重性(ときに二律背反になりえる質)という二つの旋律が織り成す生の形式(要請)が、現在の完全燃焼のうちに人は演戯を獲得する。必然のうちに未然を見て、未然のうちに必然を予感せよと。

『批評の非運』あへてしらふで酔つてみせる

福田恒存『人間・この劇的なるもの』について

製作こぼれ話 ~演劇戦闘LARP仙闘演戯編~

平凡なる人生はすでに十分劇的である——福田恆存の『人間・この劇的なるもの』の演戯論

2か月前