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自分が本当に苦楽を共にして読み続けてきた作家を、単なる論理で捌いている文章を読むと、いつでも消化不良を覚える。愛のないものについて書くことをやめたらいいのに。
中島みゆきの歌は中島みゆきが歌わなければ生きない。『命の別名』なんて中島みゆき以外の誰が歌えるだろうか。
人間の限界?ー事物に理念を見てとるところまでいって初めて口にしろ。
大自然児ゲーテ。自然そのものの中に経験と理念が一体となっていることを認識できた、言い換えれば、理念を経験することができた数少ない人間。
「ゲーテは如何にして愛別離苦を乗り越えたか」そう云う問いを投げかける。答えはすでに予感しているー「乗り越えなかった」それを確信するために、今日も私はゲーテを読む。