さようなら
悲しみの涙の中で、それを伝える日は来ないんだろうなと諦めてたことを、どうしてか伝えられそうな気がして伝えてみた。 私は誰より彼を想ってた。 自分の気持ちにだけは嘘はつけないよ…。
見えているって信じたかったけど それは幻覚だった 今どこにいるの? 何してるの? 誰といるの? 私以外の誰かといるのが こんなにも悲しいなんて
思えば 私はあなたの苦しみに気づいていた 最後に会った日に目が少し赤くて でも見ぬふりをして それでも言い争ってしまったこと あなたを責めてしまったこと 一生私が背負い続ける罪 人は簡単に壊れるものだと あなたの命を代償に知ってしまった
暖かな縁側で私は あなたの膝の上でまどろむ 暖かな日差しで土の香りがたちのぼり 遠くの海は静かに凪いでいる このまま他の世界とは交わらず ずっと2人きりでいられたらいいのに あなたがいれば あなたしかいらない