振られて4ヶ月弱、彼が過去の人になった
前回から1ヶ月以上もあいてしまった
この間私の感情は揺れ動き、時に止まり、桜のように儚く散った
そう。彼はもう私の中で過去の人になったから。
彼の家にA子さんが入っていくのを見て、彼への気持ちがまだ残っていたことに気が付いた日から2日後がちょうど心理セラピーの予約日だった
先生には、LINEで気持ちを話していたので、セラピー冒頭から暗い気持ちだった
「今日は○○さんの気持ちに向き合いましょう」
ということでセラピーがはじまった
「○○さんはどうしたい？」
この苦しい気持ちを無くしたいです
「そしたら今日はかなり辛いセラピーになるけどいいかな？」
…はい。。
対面で椅子を置く
先生の誘導により、彼との色んな過去を思い出す
悲しかった事、苦しかった事、泣いた事、
でもやっぱり好きだった事
少し離した対面の椅子に彼が座っていると思って目を瞑って彼に問う
絞り出すようにゆっくりと言葉にする
「私はこのままの感情で過ごした方がいいですか？それとも…前を向いて進んだ方がいいですか？」
「彼は何と言っていますか？」
「…前を向いて進んで欲しいと言っています…」
私は大泣きである
嗚咽しながら泣くなんて初めてではなかろうか
「彼に今まで言えなかった事を全て言いましょう」
あの時なんで声をかけてくれなかったの？
なんであの時あんな言い方したの？
私は悲しくてつらくてどうしたらいいかわからなかったんだよ
私が病気の時なんで気にしてくれなかったの？
さみしかったよ、悲しかったよ、、、
直接言えなかった色々なことを全て吐き出していた
だってさ！
と言いながら、今度は悲しみから怒りへと勝手に気持ちが変わっていく
すると先生からストップがかかり、新たな指示が入り今度は椅子の横のテーブルにクッションを置いて、タオルを振りかざしながら、
わたし家政婦みたいだった！
いっつも自分こと優先で私のことは後回しだし！
誕生日にコンビニケーキとかなんなん？
もっと気を遣え！もっと寄り添え！もっと私の事を考えろ！
…と、タオルでクッションをバシバシ叩きまくる笑
先生も私をヒートアップさせてくるので、感情を出しまくって出しまくって、すると、
ふっと気持ちが軽くなり涙がピタッと止まった
え、、？
私の中の全ての感情を出し切ったのだ
すごい感情の変化だった
言葉で説明するのは難しくあの時の壮絶な数十分が少しでも伝わっていればいいのだけど
セラピーはまだ終わらない
ここからが一番の重要な時間だった
「最後は彼に今の気持ちを伝えて、感謝をつたえて、終わりにしましょう。最後はさようならと、ね」
そっか、最後か、、
止まっていた涙がまた溢れてきた
「○○くん、今まで色々悲しいことや辛いこともあったけど4年とちょっと、たくさん楽しいこともあったよ。たくさんのはじめての経験をさせてくれてありがとう。色々なところに連れて行ってくれてありがとう。私は前に進んでいきます。今まで……ありがとう。
…さようなら。
こっちに向いていた対面の椅子を自分の手で後ろに向きを変えて、私から離すように奥に押した
なんとも言えない感情だった
スッキリしてはいるのだけど、あぁ終わったんだな、私は振られたんだな、もう私のそばに彼はいないんだなと
私はしばらく呆然としていたと思う
セラピーが終わり泣き疲れた私は、気が付いたら少し眠りについていた
そこからの私は、変わった
彼とA子さん2人のsnsを見ても、動じなかった
私の中の気持ちに区切りがついた証だった
セラピーってすごいな！
それから月日が経ち、3月末
とある飲み会があり、いつもなら参加するはずのA子さんが参加しなかった
なのに直前の打ち合わせには参加していたらしい
彼の車の助手席に乗って
また直感がピコン！笑
彼に直接聞いた、
「A子さん、打ち合わせには来ていたのに飲み会には来ないんだね？」
「なんか用事があるらしいよ」
私は彼の目を直視していた
こいつ嘘ついとるな！
これは確定か？！
そこからの2〜3日、モヤモヤ、モヤモヤ
やっぱり付き合ってるんだな？
いつからだ？あの時家に入って行った時は付き合ってたのか？
モヤモヤ、モヤモヤ
ここでセラピーの先生の言葉を思い出す
「○○さんはどうしたいの？」
確証を得たい！このモヤモヤを無くしたい！よし、本人に聞こう！
私の気持ちは沈んでいる訳ではない
黒とはっきりさせたい、そんな気分なだけだった
急に聞くのもなんだか変かと思い
別件で用事があったのでそのついでに聞いた
「あとさ、他にも言ってる人いたんだけど、A子さんと付き合ってるの？笑」
ちょっと間があって
「笑、うん、最近」
予想通りの言葉での返事だった。
何年そばにいたと思ってるんだ、お見通しだよ
「やっぱりね笑、ま、私はA子さんが離婚したってFacebookで報告した時に、あ、次の彼女はA子さんだなって思ってたけどね」
「なんでやねん笑」
「4年も付き合ってればわかりますよ、ま、お幸せに。A子さん泣かせないでよ笑、ま、大きなお世話か笑」
これが3日前の話しである
友人に現状を報告した
イラつく人、怒り狂う人、幻滅する人、引く人、笑とかお前が返事するな、知ってる人なら報告しろ、半年は待てよと、たくさんの罵声が飛び交っていた
私は私で普通に落ち着いているのが、ヒートアップしている友人には、どうしてそんなお人好しなの？優しいの？と言われたりもした
そっか、普通はイラつくのか、こんな言葉言わないのか
でも、あの時の私の言葉は嘘ではない
A子さん、繊細さんだし彼に泣かされるだろうな悲しい思いしないといいな、と多分本気で思ったのでああ書いた
…でも、友人の反応をみていて、次の日から私も少しフツフツと煮えたぎりはじめていた笑
彼のお隣さんの奥さんと仲が良かったので、別れの報告ついでに色々と愚痴ってやった
その奥さんも実は私の事を心配していたらしい
少し前に知らない女が彼の車の助手席に乗っていて、女の直感で怪しい…と思っていたそうだ
他の友人グループにも愚痴ったり、今まで彼の為に避けていた彼と利害関係のある人にも少しだけ愚痴った
今、彼はA子さんと一泊でワーケーションに行っているようだ
あぁ！今一番楽しいだろうよ、
ま、幸せが長続きするといいけどな！
（口悪っ笑
最後に、
私は彼に振られたのです
彼は私に愛情がなくなったから振られたのです
関係が終わってあがいたってもう何もどうにもならないのです
彼は新しい人と新たな人生をスタートしている
相手が私の直感通りになり、知っている人で正直めんどくさい
すぐ近くにいる元彼の生活が見えることもめんどくさい
すぐ次を見つけ、もうかよ！と思う
いやもしかしたら私と別れる前から少なからず気持ちは動いていたのかも知れない
今、幸せそうな彼を想像すると悔しい
彼の隣にいるA子さんにやっぱり多少嫉妬していると思う
私は私の気持ちに素直になると決めたのだ
感情を受け止め、私に正直に素直に生きていくんだ
そう、これからの私の人生は、私が私らしくいることで、私に見合う人が現れる
そう信じている
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