心タンポナーデ③〜最初の治療は、溜まった液体を急いで抜く事です。心臓の動きや症状が安定したら、貯留する原因も探っていきます。同時に心疾患があれば心臓の治療も行います。心臓の膜が癒着を起こしているような時には手術で癒着を取り除いたり、原因によって内科から外科治療まで様々です。
心タンポナーデ②~液体の貯留速度がゆっくりの場合は、心臓が何日もかけて圧迫されていくために症状もゆっくり進む傾向があり、心臓が拍動するのを妨げられるくらいに液体が貯留すると、症状もひどくなってきます。液体は通常血液で原因は様々ですが、例えば心臓腫瘍が原因のこともあります。
心タンポナーデ①~救急で時々みかける、超緊急性の高い病気です。心臓は二重の膜に包まれているのですが、膜と膜の間に液体が貯留して心臓を圧迫してしまい動きを止めてしまう病気で、死に至る可能性も高いです。動物は、急に元気がなくなり立てなくなったり、ショック状態になります。