第113回看護師国家試験解説(一般午前87問目)
全身麻酔後の無気肺●無気肺とは気管支または肺が閉塞もしくは狭窄して、その先に空気が入らなくなることである。
●術後は全身麻酔や人工呼吸器の装着、安静臥床の長期化などにより無気肺を起こしやすくなる。
予防法予防には呼吸訓練が必要である。
呼吸器リハビリ分野のためリハビリスタッフと協力して行うのもよい。
●インセンティブスパイロメトリー…呼吸練習器具を用いた呼吸訓練である。患者さんにマウスピースをくわえてもらったうえで、長く息を吸い、3〜5秒間維持してもらうように指導する。