島崎邦彦

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研究ノート 1980年に出された「長期評価」の後、改正はなく、ただ、島崎邦彦(東大教授、地震学)は、資源エネルギー庁の官僚から、圧力があり、的確な厳しい「新長期評価」が出せなかったと証言、本当に高い確率で大きな地震の可能性があると確信したならば、官僚からの圧力があっても、東大教授職を失っても、本当のことを主張したでしょうが、確実な情報がなく、後知恵で、官僚批判や東電批判、原子力エンジニアは、自然災害に対する現実的な対策を怠っており、原発設置条件に対する認識不足

私の島崎邦彦批判論 私は、島崎邦彦『3.11 大津波の対策を邪魔した男たち』(青志社、2023)や『科学』に連載された島崎邦彦「葬られた津波対策をたどって」 や東電経営者訴訟判決文を吟味し、さまざまな行政からのメールや要請文などを示し、厳しい地震・津波予測にならないような圧力があったことを示していますが、役人の圧力で、本当のことが言えず、悪いのは、役人と言う論理展開は、あまりにも子供じみていないか?

私は、島崎邦彦『3.11 大津波の対策を邪魔した男たち』(青志社、2023)を何度も読み直し、考察しましたが、島崎さんは、結果論から、自身に都合良く過去の出来事を解釈しており、具体的に指摘すれば、・・・

島崎邦彦『3.11 大津波の対策を邪魔した男たち』、青志社 (2023.3.24) 島崎さんは、3.11後、改めて考えてみると、当時は意識していなかったものの、「このようになっていたように思えます」と告白しましたが、私は、本書と「東電首脳責任訴訟」の判決文の内容が大きく異なることに違和感を覚え、島崎さんは、判決文から判断すると、「長期評価」を受け入れ、議論に加わり、同意同犯と解釈でき、当時、日本全体が混乱、何が真実か分からない状態、3.11後の後知恵で評価すれば、おかしいと思えることもあるはず

【原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち】と【後世への最大遺物】 ⑧は、寄り道

『原発反対したんや、珠洲は原発に。反対したんや。(被災地に行くのに)金沢市から2時間半くらいかかる』『能登半島の地震は1000年に1回や。なんべんもくるもんやない、1000年に1回や。原発作ったらええ』 西村康稔 前経済産業大臣 2024 岸田文雄 自民党 日本 20240527

島崎邦彦さん(地震研究者)は、「東電経営者責任訴訟」で、「1980年以降の政府地震研究推進本部の長期予測評価を遵守していれば、福島事故は、回避できた」と証言しましたが、それは、嘘であり、その予測では、東北沖合の最大Mwは、8.2であり、現実のMw=9.0に対応できませんでした。

(続き)島崎さんが考えねばならないことは、かかわった政府地震研究推進本部が、なぜ、東北沖合で、Mw=8.2しか予測できなかったのか、その原因、突き詰め、地震学の当時の現状と限界を告白することではなかったのか、自身の罪を棚上げして、筋違いの批判をしていることが、滑稽に映ります。

(続き)以上のことから分かることは、島崎さんは勘違いしていると言うことであり、3.11以前の長期評価で、Mt≒Mw=8.2で、津波高=15 mと算出したのは、計算ミスと言うことになり、私は、「島崎さん、しっかりしてください」(素人だましのイカサマの論理展開)と言いたい心境です。

島崎邦彦さん(地震研究者、東大名誉教授、元規制委委員)は、東電経営者責任裁判の証人として、「長期評価(Wt=8.2)を守っていれば、津波被害は防げた」と証言しましたが、島崎さんは、3.11以前には、当時の評価法について、反対しておらず、3.11後に、後知恵で、批判しています。

研究ノート 私は、Microsoft AI Bing(設定「厳密」)で、「地震学者の島崎邦彦さんの主張は正しいのですか?」「島崎邦彦さんは政府や電力会社から津波を10 m以下にするように強要されたことがあるのか?」なる検索を実施し、その回答と独自の文献検索と解読の結果と比較しましたが、島崎さんは、告白どおりならば、日本で地震学の権威や職位であったにもかかわらず、政府と電力会社の圧力に屈し、政府と電力会社の意図に忖度したことになります、しかし、すべては、島崎さんによる3.11後の後知恵によるストーリー作り

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Trovatoreさんから、「それとも反原発左翼勢力が規制委員会に巣くっているのでしょうか?」なるコメントがありました。原子力規制委員会は、原則として、中立公正であり、島崎邦彦委員長代理が、原子炉直下の破砕帯の取り扱いにおいて、不適切な方針の下で討論したのは、良くないことです。

『われわれの知識と現実に起こることの間には大きな溝がある。こんなに地震が起こる国で、原発を造ること自体が間違いだ』 島崎邦彦 東京大学名誉教授 地震学 2024.05.25 日本 20240527