「自分の頭で考えよ」という親や先生や上司は、何も考えていない。「こういう事例があった」と教えるべきだ。
日本人は、「質問をするのは自分が能力が低いためであって、恥ずかしいことだ」と思っている。そうではなく、問題提起をしているのだ。
GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)などのプラットフォーム企業は、いまやわれわれの仕事と生活の奥深くまで入り込んでおり、コロナ禍においても業績を伸ばしている。そして、コロナ後のニューノーマルの世界をリードしていくだろう。
「小中高生に語る超勉強講座」の第6回は「国語の勉強(その2)」です。 この講義のYoutube録画とスライド資料こちらでご覧になれます。 https://youtube.com/watch?v=1W0mmjhfU1A https://note.com/yukionoguchi/n/ne10bb9ba1466
できる子は、平板に勉強していない。重要な点に集中している。幹と枝の区別が分かっている。 これは「山をかける」のとは違う。また、「重要でないことは勉強しなくてよい」と言っているのでもない。重要度に応じた努力配分をするということ。
分からなくともとにかく進むほうがよい。高いところに登れば、低いところはよく見える。
真面目に勉強しているのにいい成績がとれないのは、平板に勉強しているからだ。努力が分散されて成果が上がらない。
大学1年生のとき、「数学は暗記だ」というS助教授の言葉で、目が覚めた。
答えを見て解き方を覚えれば、試験の点がよくなり、数学が好きになる。ますます勉強したくなる。ますます成績がよくなる。
「答えを見ずに自分の頭で考えよ」と言われるが、それより、解き方を覚えて習熟した方が良い。答えを見るのは「降参」ではない。
ツルカメ算の解き方を自分で考えてもできない。すると劣等感を持ち、数学が嫌いになる。数学の勉強をしたくなくなり、成績が悪くなる。ますます数学が嫌いになる。
数学が暗記だ」とは、「疑問を抱いてはいけない」ということではない。 疑問をいだくのは非常に重要なこと。 https://note.com/yukionoguchi/n/n03c2dc146907
学校教育で教える「パタン」は、それほど多くない。入学試験では、これ以外のパタンの問題は出題されない。
どの解き方のパタンに当てはめればよいかを判断する。これを続けているうちに、理解が深まる。数学が好きになる。
実を言うと、ツルカメ算の解き方を自分で考え出しても意味がない。なぜなら、未知数と連立方程式という方法で簡単に解けてしまうから。
分数の計算も同じ。「なぜこの方法でよいか?」と考えて止まってしまうのでなく、正確な計算を素早くできるように練習する。
ツルカメ算の解き方を自分で考えだすのは難しい。