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女の“子宮感覚” うずきは恋のつわり

アナログ派の愉しみ/本◎萩尾望都 著『バルバラ異界』

「子宮感覚。」 は中沢けい「海を感じる時」の群像新人賞受賞時に吉行淳之介が最初に使ったとは知らなかった(先日の『日本経済新聞』朝刊)。多和田葉子氏は「子宮を脳の代わりに使っているのか」と皮肉ったが“女性の才能を異端視”する意識に、この表現が嫌われる理由があるか。