「私性なき私生活」の崇高さ 「我性なき自我」の至高性 語るのも吾、悟るのも吾、齬(くいちが)うのも吾 吾:さからい、向かい、そむき、防ぎ、強く、親しい 「吾」とは祈りの象形、動態であり、その内容は限りない 現象の意味や主旨は、人間の肩書に似ている あってないようなものだ
霧雨の心乱れる待宵草 去りゆく夏にすがりて吾