車窓から、じっと眺めていると。 大粒の雪が まるで吹雪のように流れて行く。 積もった雪は。 目に映る、いずれの屋根にも均等に。 けれどもきっとこの雪は。 明日には消えてしまうでしょう。 北国の 太郎と次郎の屋根の上。 しんしんと 降り積む雪とは大違い。
千歳空港の滑走路を眺めていたら、小雪がチラついている。 僕の住む街は桜が綺麗に咲いていたのに。 もう2週間も前の話。 ここの桜はまだまだ先なんだろうね。 到着される乗客の多くは、コートを着ていないようだ。 一方で出迎える空港職員は、満面の笑みで素敵な春を伝えている。