古泉迦十『火蛾』読了。何というか…鮭の産卵を連想しました。聖者誕生のループを、ループのまま描く力業。おもしろかったです。しかし専門語を駆使しながらコーランがクルアーン表記になっていないのは出版が2000年と古いから? 井筒さんに倣って、敢えてのこと? 些細だけど気になりました。