昔は、国際会議プロシーディング論文と学会論文誌原著論文は、異なり、前者の内容は、再考察し、もう一度、学会論文誌原著論文として投稿できましたが、過去四半世紀では、国際会議プロシーディング論文も原著論文となり、同じような内容を再投稿した場合、ルール違反の二重投稿になります。
普通、学会論文誌の原著論文の査読者は、二人(投稿者氏名記載、査読者氏名不記載)、査読期間は、3ヵ月、掲載までの期間は、半年から1年、学会によっては、投稿者と査読者とも氏名不記載、日本ユダヤ学会論文誌『ユダヤ・イスラエル研究』では、投稿者の氏名のみで、所属組織名もなく、本質追求型。
(続き)私は、それから、17年後、東大大学院総合文化研究科で、5年間、科学技術社会論の研究をし、関係学会口頭発表数回、関係学会論文誌に原著論文二編掲載され、最初の原著論文が、「規制側と非規制側が逆の力関係」にあることを論証しました。その原著論文は著書『科学技術社会論序説』に収録。
世の中は、なぜ、原子力や原発の素人のジャーナリストの主張や著書の内容を信じるのか、まったく、理解できない世界です。そのような世界ではなく、本当のことを知るには、膨大な数の実験や計算をし、学会論文誌に多くの原著論文を書かなければ、何も分かりません。