幼なじみの社長令嬢からチョコをもらったのは小1の体育倉庫。 エンゼルパイの箱のミッキーと、倉庫のカビくさい空気の記憶は今でも鮮明だ。 家格の違いに戸惑いながらも、幼稚園からずっといっしょだった。 ひと月後、僕も同じ倉庫で白いマシュマロを渡した。 彼女も今日思い出しているだろうか。