9/30-1 私が再び妹に会うまでに五年の月日を要した。その間、私は仕事の変遷を重ね、中規模の書店で働くようになり、妻を得て子供に恵まれ、生活がようやく落ち着いた。 第二子を得た、ちょうどその頃、妹から久しぶりに電話があった。
少し違う視点で考えて込んでしまう。自分の経験が関係しているに違いないだろう。「その方々がどんな障碍であれ病をお持ちであったとしても、ご本人の人生は喜び・嬉しさ・笑顔・感動のときを多くお持ちだったのだろうか」と。そうだったらいいと思わずにいられない。余りに辛い幕引きならなおさらー