「僕が鳴り止んだら、その時初めて忘れてください」彼は真っ直ぐな目をして私にそう言った。鳴り止むことなんてあるのだろうか?こんなに彼の音に溢れた世界で。私はいつの日か初めて忘れる日を迎えるのだろうか?「わかった。でもそれまでは鳴り響いてね」いつか。いつかは知らないその日まで。
一緒に一歩蹴り上げて。息はしてなきゃだめだよ?と彼女は笑う。息が止まるほど美しい青が足元で踊り、ただ騒がしい街が眼下に見える。何処までも行けるよ?と彼女は悪戯そうに笑う。震える。寒いから。きっとそう。『わかってるよ』聴こえた気がしたその声は、泡のように弾け飛ぶ。そうして僕は一人
昨日出した1場面物語『サイドB』のバラバラな場面を書くのが楽しすぎる。ワチャワチャしてる子達は楽しい。思いついた場面から書き上げてるから、楽しい。考えてるけど、考えてなくて楽しい。あ、仕事いかなきゃ………