「僕が鳴り止んだら、その時初めて忘れてください」彼は真っ直ぐな目をして私にそう言った。鳴り止むことなんてあるのだろうか?こんなに彼の音に溢れた世界で。私はいつの日か初めて忘れる日を迎えるのだろうか?「わかった。でもそれまでは鳴り響いてね」いつか。いつかは知らないその日まで。

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koedananafusi
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。