〈思いつき一場面物語〉小人の頭をもぎろう!!


あら? 見ない顔のヒトね

    ここらは
 はじめてなの?

ピンク色がとにかく可愛さを全面に出しているフリフリの服を着た少女のツインテールが揺れた。
私は静かに頷いて質問にこたえた。

  そうなのね!はじめまして!
          こんなところに 来るなんて

   よほど小人の頭をもぎりたかったのね!

  
可愛らしい純粋無垢な笑顔で彼女はそう言った。
私は静かに首を振ってこたえた。
彼女はそんな私を不思議そうに見たあと
自分の手元を見て少し考えてこういった。


      小人の頭 を
もぎりたくないのは
      小人の頭 を
もぎったことがないからかしら?


小さな小人達が今も足元でワーワーと言っている。小さいので何を言っているのかは私にはわからなかった。
私は静かに首を傾げた。


 ねぇ ほら みていてね
        いまから小人の頭をもぎってみせてあげる!
 きっと      あなたも   やってみたくなるわ!


そういうと彼女はワーワー言う小人のうちの一人をヒョイッと手に取った。
小人はジタバタと暴れる。
彼女はそれを愛おしそうに撫でてやる。
すると小人は大人しくなって
彼女の手にギュッと捕まり彼女を見つめるのだ。
それを見た彼女は、優しく目を細める。



           ブチィッ……

血が滴り落ちる。
先程まで彼女を見ていた小人の頭と胴体は別れ
胴体はだらんとしながら血をこぼし
頭はビックリした顔のまま固まっている。
彼女は優しい顔のままそれをポイッと投げ捨てた。


   ねぇ?楽しいでしょ?


私は静かに
ただ静かにその後も
小人の頭をもぎる彼女を眺め続けた。
  




純粋なほど邪悪。

いや、思いついて書くものとして
「こいつぁ、頭がイカれてるぜ!」と思われても仕方ないようなものができました。

思いついちゃったんですもの。
そして場面が浮かんでしまえば、書けちゃうんですもの。

残虐、残酷。
そういうものは蓋をして、紐をして、地中深く埋めるフォロワー様いたらごめんなさいね?

koedananafusiは残虐や残酷の中に、愛や慈しみも入っている事があると思っているタイプの生き物です。

倫理観というのは人の世界の話で
だからこそ
生きるためでも何でもない
ただそれがいいと思ってそうする行為に
残虐さや残酷さが滲むのが「らしい」気がします。

これを書いた私の心はフラットな状態で 
フラットにすればするほど
人間の拒絶したいものは近づいてくるのでは?と思うことがあります。
だって善悪をつけないと上の場面もただの行為ですから。
彼女からすれば小人の頭をもぎるのは日常であり、小人とはそういうものでしかない。
それを酷いと思うのは、こちら側の善でしかない。


こんな話を書きましたが、今私が思っている事はお風呂入らなきゃなー、ZOZOTOWNで頼んだ服楽しみだなー、みんなの創作面白いなー、あ…葡萄食べよー!みたいなこと。

我ながら狂ってるなぁと思い
しかし我ながら狂ってるなぁと思えるので
実質狂ってないなぁと思うのです。


物語の世界は
私に支配されています。
これがどういうことかわかりますか?

こわいですね。
えぇ、とても。


さぁ葡萄を食べて、お風呂に入りましょうね。


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koedananafusi
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。