濱田芳通指揮アントネッロのバッハ「ミサ曲ロ短調」(11/11オペラシティ)。クレドでのイエスの受難の突き刺すような弦の表情、アニュス・デイでのカウンターテナー彌勒忠史の深く沈む弱音の即興など、曲の本質に鋭く迫る瞬間が沢山。疾走感あふれる合唱の輝きはまるで本物の光の柱のようだった。