イーヴォ・ポゴレリッチのピアノ・リサイタル(1/29サントリー)。前半モーツァルト、後半ショパン、独自の暗くて深い音がたくさん聴けた。彼の手にかかると、死のイメージはこんなにも豊かになる。癒しようのない傷を抱えた人の音楽。いつもの慇懃でふてぶてしいステージマナーは反逆児の片鱗。