エフゲニー・キーシンのピアノ・リサイタル(12/14横浜みなとみらいホール)。透徹した明晰なタッチはキーシンだけにしかない特別なもの。曲ごとの世界観に応じて音の雰囲気がサッと変わるのもすごい。ブラームスの4つのバラードop.10、特に第4番後半の瞑想的な静けさは強く印象に残った。