リビングに行くと電子フォトフレームの電源が急にオンに。スイッチには触れていない。映るのは亡くなった猫の甘える姿。クローゼットがいつの間にか空いているのもフォトフレームが勝手に立ち上がるのもよくある事なので、画像に挨拶をして朝の準備。台所で猫を撫でるふりをする。見えない猫と同居中。
朝起きると玄関のクローゼットが開いている。マグネット式なのでぐっと引かないと開かない、でもいつの間にか空いている。内側からドアを押し開ける物もない。猫が爪を入れる隙間も無いから開けられない。クローゼットの中には亡くなった猫が大好きだった外出用カートが。犯人も分からぬまま今日も開く