川口市バラバラ殺人事件。 12月2日に出廷した証人の一人は、被告人は被害者を逃す意見が多かった、首を絞めるなど殺害行為は行なっていなかった、と証言。 もう一人の証人は、被告人がいきなり首を絞めた、と証言。 二人とも、自殺した共犯者の部下。 真っ向から対立しているが、果たして・・・
林一貴被告人質問 また、捜査中に、なぜ被害者を狙ったか聞かれ、「ずっと探していた運命の相手に出会えたからです」と答えていたらしい。 公判では、鼻で笑い、その言葉は言っていない、と否定していた。 被害者への心情を検察官に尋ねられたが、「検察官には言いません」と回答拒否。
林一貴の被告人質問 検察に対しては、非常に敵対的な態度をとっていた。 同じ質問には答えません、と回答を拒否。 「裁判官、検察官含め、私は好きじゃありません」 「裁判員の方にどう思われようと、刑を軽くしようと思っていない。好きなだけ求刑して欲しいと思ってます」 と質問に答えていた。
林一貴の被告人質問。 被害者は逃げようとしなかった、性交を申し出たらあっさりと承諾してくれた、不思議な協力関係があった、と質問に答えていた。しかし、昨日の被害者の話を聞くと、とても信用できない。 当初は監禁計画なく、しにたくなったので、立て篭もったとも述べていた。
浅野正は、懲役7年を言い渡された。 言い渡しの瞬間も身じろぎをせず、証言台の椅子に座り、前を向いて、言い渡しを聞いていた。 判決後、裁判所から説示があった。今も妄想性障害に罹患しており、愛していた人を殺したことを見つめることが、治療の一歩。理解したら、苦しむと思う、という内容。
浅野正の第三回公判は、被告人の母の証人尋問だった。 被告人は、事件前年から、気分が落ち込む、動けないなどの症状を訴え、妻や次女への恐怖を口にしていた。妻は既に別居しており、母親が登戸のマンションに来て、世話をしていた。 しかし、殺人を行う気配は、全く見せなかったようだ。
浅野正の第四回公判は、被告人質問。 小松弁護士は、マンションの契約など、立証に関係なさそうなことを事細かに尋ねていた。 被告人の言葉で印象に残ったものは 「出所したら両親と過ごし、亡くなったら自殺するつもりです」 という言葉。妄想が無くなれば、また思いも変わるのだろうか?
浅野正の初公判。ギリギリ、抽選にはならなかった。 被告人は、スーツ姿の地味な印象の初老の男だった。罪状認否では「妻を殺したことは間違いありません。妻と次女は、僕を精神的に追い詰めて、自殺させようとしていました」と話す。 検察も妄想性障害の心神耗弱と認めたが、妄想はまだあるのか。