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図書館とSNS

こんばんは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!

最近は、多くの図書館がFacebook(…は最近は少ないかな?)、Twitter(あ、Xですね!どうも慣れない…)、Instagramなど、SNSを駆使して情報発信をしていますが、私が図書館のお仕事を始めた十数年前はともかく、それ以降に勤めた図書館では、どこもSNSを運用していました。

その中で、ある公共図書館に勤めていた時に、ちょうど

「うちの館もSNSを始めよう!」

と、SNSを立ち上げる所に遭遇したことがありまして、しかも、なんということでしょう、

「ハシモトさん、若いからこういうの得意だよね?うちのスタッフは高齢の人が多いし、たぶんみんなできないと思うから、ハシモトさん、運用に加わってもらっていい?

…と、

「若い人=機械に強い、高齢者=機械に弱い」

という、

「ブラジルの方=サッカー上手い」

的な、なんともステレオタイプな偏見で私もSNSの運用メンバーに加わることになり、せっせと投稿に勤しんでいた時がありました。

しかしながら、投稿することと言えば、

「〇月〇日に〇〇というイベントを行います!是非ご来場ください!」

とか、

「〇〇の展示コーナーを作りました!ご来館の際には是非お立ち寄りください!」

…といった告知や、イベント終了報告、臨時閉館のお知らせなど、事務的なお知らせばかりで、何と言ったらいいか…ちょっと言いにくいのですが…

お…

面白くない

(はっきり言いましたね)
(↑これは『女の園の星』のパロディーです 笑)

まあ、図書館が、特に公共図書館が攻めた投稿をするなんて絶対の絶対に無理ですし(以前にも何度か書いたことがありますが、公共ではスタッフの一挙手一投足に鋭い視線を送り、ちょっとした言動にも耳を澄ませ、粗を探して「税金で食ってるくせに生意気だ」と怒鳴り散らす方が一定数いらっしゃるので、そんな攻めた投稿をしてその方たちの目に触れたら…と思うと、ゾッとします)、万が一炎上でもしようものなら取り返しのつかないことになってしまうので、とにかく無難な投稿に終始するのは仕方がないかなと思います。

だからと言って、事務的な投稿を続けても、私がSNSの運用に携わった館では、2年くらいでフォロワーが50ちょっと、インプレッションも3桁いかないくらいだったと思うのですが、これでは写真撮影、画像編集、文章作成と投稿内容のダブルチェック、投稿、投稿記録への記帳…など、手間をかけて、貴重な業務時間を割いてまでやる意味があるのかなぁ…と、ちょっとだけ、思っていました。

もしかしたら、私がその時に勤めていた公共図書館の利用者さんは、圧倒的に高齢者の方が多かったので、地域性としてあまりSNSに馴染みがない方が多かったのかもしれませんが(あ、これもステレオタイプな偏見ですね!)。

でも、公共図書館だと、私が調べた限りではやっぱり2桁、3桁のフォロワーというアカウントが多くて、4桁、5桁のフォロワーがいる図書館は、かなり稀かなぁと思います(あの天下のNDLでも7.8万フォロワーですしね)。

うーん、入館者数や利用登録者数を考えると、やはり物足りない数ですね…

…ちなみに、フォロワーの多い図書館さんの投稿を見ると、内容的には他の館とさほど変わらないけど、マメに投稿をされている館が多いなぁと思いました。(あくまでハシモト調べですが)

日々慌ただしく図書館業務に従事していると、なかなか定期的に投稿するのは難しいですけど、それでもやっぱり今後はこうしたSNSでの告知等は図書館運営に必須になってくると思いますし、「人の目を引くような攻めた投稿」は難しいかもしれないですけど、こうした日々の積み重ねを大事にしなければいけないのかなぁ、なんて、ハシモトのくせに真面目に考えたりしてしまいました。

ちなみに、私がSNSの運用に加わっていた時、館長に「SNSを始めるのって、やっぱり利用者を増やしたいとか、そういうことですよね?」と伺ったら、

「ああ、もちろんそれもあるけど、なんて言うか…

バズリたい(*´з`)」


と仰っていました。

館長、バズリたかったんだ(笑)

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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