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読書感想文

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2024年11月の記事一覧

【読書】言葉への向き合い方について考える『無人島には水と漫画とアイスクリーム/最…

私がいつも訪れている図書館で「エッセイ特集」という特集棚が設置してあって、ふらっと見てい…

はるのもみじ
1時間前
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【読書】人を殺める可能性は誰にだってあるということ『告白/町田康著』

思わず伸びた手を引っ込めたくなるくらいの分厚さのあるその本を、今しかないと勇気を振り絞っ…

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【読書】本と人と旅と、それらのバランスについて『人生を面白くする本物の教養/出口…

前々からずっと気になっていた著者の本を図書館ではじめて手に取った。と思っていたけれど、読…

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【読書】絶望的な自分の現状を言語化しておくということ『生きづらさについて考える/…

先日、とてもいい読書時間となった下記本の中に登場していた、内田樹さんという人物が気になっ…

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【読書】極めて不快な社会の提案『彼女は頭が悪いから/姫野カオルコ著』

自分自身が完全なる読書家だとは、まったく言い切れないけれど、それなりに人生読書を楽しんで…

はるのもみじ
2週間前
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【読書】シェアハピしながら生きてく『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ/kemio著』

私が著者であるkemioさんと出会ったのは、ちょうど世の中が絶賛コロナ化だったとき。とある動…

はるのもみじ
3週間前
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【読書】人文学について思うこと『彼岸の図書館ーぼくたちの「移住」のかたち/青木真兵・海青子著』

約10年ほど前、私はもれなく人文学、国際関係の学部に所属する大学生で、当時大好きだったゼミの先生の研究室に、暇なときによく訪れていた。 たしか、みんなが一斉に就職活動をはじめた時期だった気がする。 もちろん、もれなく私も行き詰って、とりあえず先生の研究室を訪れたときのことだった。 「先生は何で、ずっと研究して、大学で教えているんですか?」 「うーん。難しい質問だね。どうしてそんなこと聞くの?」 「だって、こういう文学とか、文系の研究みたいなものって、どんどん予算削られ