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はるのいぶきエッセイ

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ライブドアブログにもまとまっています。http://blog.livedoor.jp/haruno_ibuki/
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2020年2月の記事一覧

「上京、そして最速の引っ越し」エッセイ

 高校を卒業し、上京してきて最初に住んだのは笹塚という街だった。震災直後なので新幹線は動…

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「不登校児の誕生日」エッセイ

 小学3年の途中から私は不登校になった。私には小学1年生の春から毎朝「いーぶーきーちゃー…

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「マコト君のそうじ(2/2)」エッセイ

 基本的には「箇所ずつホウキで掃いてチリトリにゴミを入れる」のではなく「全体的に掃いて一…

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「マコト君のそうじ(1/2)」エッセイ

 2013年の11月にくも膜下で母が亡くなり、東京で暮らしていた私は当時高校2年生の弟が卒業す…

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「怒られ続けたスペインレストランでのバイト生活」エッセイ

 上京してからの初めてのアルバイトはスペインレストランのホールだった。最初に住んだのは笹…

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「おじいちゃんのカナリア(2/2)」エッセイ

 私が中学生になり、祖父の家に行く回数が減って雛の餌やりもしばらくやらなくなっていたころ…

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「おじいちゃんのカナリア(1/2)」エッセイ

 岩手県紫波郡にある父方の実家はカナリアのブリーダーをしていて、遊びにいくと「ピーピーピィィィ」「ピヨピヨピヨ」とかなりの大音量で鳥の鳴き声が響いているような家だった。祖父はカナリアのブリーダーとしてかなりの実力者だそうで、家には膨大な数の賞状や盾が飾られていて祖父が育てたカナリアは毛並みや鳴き声の美しさから全国にファンがいるレベルらしい。  カナリアは、インコなどと比べるとポピュラーでない上に臆病な性格のため人にあまり懐かないが毛色や鳴き声を楽しむ愛好家が多く、観賞用とし

「売れ残りの犬がうちに来るまで(2/2)」エッセイ

まずは飼う犬種を決めるところから始まった。母といくつかのペットショップをのぞいてみたが、…

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「売れ残りの犬がうちに来るまで(1/2)」エッセイ

私は物心ついたころから大の犬好きであった。 犬を飼ったことがない私は、想像上で飼い犬を散…

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「幽体離脱にハマっていたころ」エッセイ

幽体離脱というモノに強い憧れを抱き、幽体離脱の体験談を調べあさったり図書館で「幽体離脱と…

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「母の駐車場ノイローゼ」エッセイ

母は駐車場で自分の車を探すのが絶望的に下手だった。 スーパーや大きなホームセンターなら少…

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エッセイを始めるにあたり

 読書が好きな母は小さい頃から私に本を読ませた。  読ませたというよりは母に連れられて図…

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