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茅野嘉亮セカンドアルバム「360」

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茅野嘉亮のセカンドフルアルバム「360」の制作、音楽的な事、メンバーの話なんかを書きます。 https://hlshack.official.ec/items/30116762
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#トランペット

作りたい物

作りたい物

さて、そんな訳で、制作を始めると、心に決めた訳です。

ずっと、自分の作品を作りたかったので、やると決めれば仕事の為とか、そんなんじゃなくて、アーティストモードに。

近年の表現したいと思っている事はずっと変わらず、自分の好きな事。

大好きなサーフィン、サーフカルチャー系の物や、海。バンライフや、アメリカのフルサイズバン近辺のカルチャー。自分の働いている車屋さんの全体的な雰囲気、ワゴニアとか、そ

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メンバー紹介

メンバー紹介

(←前の記事の続き。)という訳で、制作しようと決めて、とにかくメンバーを決めようと思いました。

僕の一緒にやりたいなと思う人は、その場を穏やかに協力的に音楽を作ってくれて、一緒にいて楽しいと思える人。音楽的能力はある程度は当たり前+誰が演奏しているか聞いてわかる、何かしらの個性がある人。(これらに、多数当てはまる人)

と、書きましたが、一緒にやって頂きたいと思う人は決まっていました。いつも、お

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録音!これ読んだら聞きたくなるよ!

録音!これ読んだら聞きたくなるよ!

今日は録音の仕方について書きます。

今回のアルバムを作るにあたって、僕自身の作品としては10年ぶりのリーダーアルバムとなります。

最近は自分の音楽活動はあまりできていなかったので、正直、どれだけの方に聞いていただけるかが、まったくわからないので、予算的にも冒険はできません。

そんな訳で、通常のレコーディングスタジオで一人ひとりブースに入って、という録音、その後各々の録音をミックスや、編集して

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実は最先端の録音の仕方!?

実は最先端の録音の仕方!?

家電、電気製品のできる事というのが、どんどん進化していっている気がしまして、録音機材なんかも同様に、僕が20代の頃とはまるで別世界になって来ています。

そもそも、スマホ、タブレットなんかも、かなり進化してパソコンじゃなくても、それまでパソコンでやってた様な作業までできてしまいます。

はい、僕は完全な、うらしまさんです。

久々に動いてみたら、時代に取り残された感が半端ない訳です。

こんなに電

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よい音とは。

よい音とは。

よい音とは。完全に好みだと思いますが、そう言ってしまうと、読む気が無くなると思いますので、ちょっと待って!

今回のバイノーラルマイクでの録音で前回の記事で書きましたが、所謂、マイクを個々に立てて録音する、という事ではないので、音質がそういう録音とは違ってきます。

お伝えしたい事、その1

トランペットの場合、個々にマイクをセッティングして録音する場合、マイクの位置は、所謂ラッパの形をしている先

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いざ、録音!

いざ、録音!

さて、録音当日。

そんなバイノーラルマイクで、録音するのは初めてで、じゃあ、どうやって録音しようか、という話に当然なりました。

録音場所はいつも大変お世話になっている、埼玉県草加市にあるジャズのライブハウス、Jazz&drinks Sugar Hillさん。

今回は、ライブハウスを借りて、無観客のライブを録音する事にしました。

お店の響きもあるので、スタジオじゃなくて、会場が良かったんです

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カセットテープ!

カセットテープ!

何でカセットテープでリリースしたのかという話し。

正直に言いますが、ベルリンで活躍する友達がカセットテープでリリースしててカッコ良かったからです!

単純に、僕もそれやりたい!
と、思ったから。

でも、それが大事。自分の気持ちに正直に動く事で動くパワーがまるで違います。

正直、ギリギリまでカセットか、CDか、配信か迷っていました。

カセットテープで迷った理由

カセットテープを聴けるプレイ

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全部でアート作品として!!

全部でアート作品として!!

 今回の作品はですね、音以外の事も含めて、僕のアート作品として楽しんで頂ければと思っています。今回の作品の僕の考える全体像として

音楽的には、ジャズ、サーフミュージック、海、潮風を感じるもの、ハワイアン等の音楽。

文化としては、バンライフや、古いアメリカの車、ビンテージなロングボードカルチャーリバイバル的あたりの文化を含んだもの。

自分が働いている車屋さんがまさに、そういう古いアメリカの車や

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A面、1曲目「Ao」

A面、1曲目「Ao」

今までの記事では、音楽の内容に、あんまり触れませんでしたが、今回は曲の解説します!

A面、一曲目、「Ao」この曲は、一番海っぽいイメージで作ろうと思った曲です。楽器はギターを使って作りました。

録音する日まで、トランペットで演奏しようと思ってましたが、こんな曲ですとウクレレを弾いて説明していたら、ウクレレでしょう!!と、メンバーに言われまして、急遽ウクレレで演奏しました。

ウクレレで良かった

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A面、2曲目「Gozen」

A面、2曲目「Gozen」

2曲目の「Gozen」についてです。

この曲は、今回のアルバム「360」を作るにあたって、新しく作った曲ではなくて、数年前に作ってライブでも良くやっている曲です。

今回のアルバムでは、なるべく難しくなく、力の抜けた演奏を目指していましたが、そんな中では一番、難解だったかなと思います。

この曲は個人的にすごくお気に入りで、ライブでは毎回の様に演奏している気がします。(聞いたことがある方、多いと

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A面、4曲目「Big block!」

A面、4曲目「Big block!」

さて、今回は、A面4曲目を書きます。

4曲目は、「Big block!」という曲です。

この曲は、このアルバムを作る時に、一番最初に書いた曲で、一番最初に録音した曲であります。

僕はトランペットを吹いています。

まず、この曲で一番やりたかった事は、ギターの稲岡吾郎くんの、スライドギターをがっつり、表に出したかった事。

すごく、素敵なんですよね。味わい深いというか。僕はアメリカンなイメージ

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B面2曲目、「Bb」

B面2曲目、「Bb」

B面2曲目の「Bb」

さて、なんという意味でしょうか。ジャズや音楽やっている方はわかるかもしれないですね。この小文字の「b」がポイントです。

A面にも登場しましたが、この曲も、インタールード。間奏です。

この曲をいれた意味合いも、A面と同じです。

この曲が、もしかしたら一番、ジャズトランペッターとしての茅野嘉亮っぽいかもしれないですね。

ジャズ!スイング!という感じです。自分のメインとし

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B面3曲目、「Cross step!」

B面3曲目、「Cross step!」

B面も3曲目です。

「Cross step!」という曲ですが、Cross stepというのは、サーフィンのロングボードのテクニックで、ボードの上を歩きます。

僕はロングボードをやっていますが、(ぜーーんぜん、最近は行けていませんし、たいして上手でもありませんが。)ロングボードの優雅な乗り方にあこがれます。

ボードの上を歩くのって、なかなか難しい技なんですが、上手な方のを見ていると簡単そうに、

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最後に、「360」とは。

最後に、「360」とは。

これで、僕のセカンドアルバム「360」(サンロクマルと読みます。改めて。)の解説はおしまいです。

という訳で、アルバムタイトル「360」にはどんな意味を持たせたのかについて、書きます。

ちょこちょこと、「360」の意味について、書いてきましたが、まとめてみますと。

・360度の音を録音できるバイノーラルマイクで録音をしたから。

・360度、バイノーラルまいくを囲んで演奏をしたから。

・普

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