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私と摂食障害~今振り返って思うこと~①

みなさん、こんばんは。今日は、私の摂食障害の経験を振り返ってみて、今思うこと その1について書きたいと思います。

数日前に「自分のことを、根本的に、あるいは劇的に、180度変えることは、もしかしたら出来ないのかもしれない」ということを記事にしました。

「完璧主義」も「痩せたい」も「食べたい」も、完全に諦めて、手放して、今までと全く逆の価値観で生きていく、生き続けていくことは、出来ないのかもしれない。・・・私は、無意識的に、どこかでそのことに気付いて、そして「変わること」は目指さない、追い求めない、今のままで生きていくことを選択したのかもしれない、そんなことが頭に浮かんだのです。
ただ、いろいろな経験を経て、日常生活に支障のない範囲、という「程度」というか「限度」は身に染みて感じた、ということは言えるかもしれません。

「変わらない(変えられない)」ことと「変えられること」があるのではないか、ということに思い至り、変えられる範囲で変えていこう、とどこかで認識したのだと思います。

生来の性格的傾向や、どうしても手放せないものには目をつぶる(そこを無理して変えることはやめておく)。とは言っても、何も変わらないのでは、現状(過食嘔吐)から抜け出すことは出来ない。だったら、変えられること(変えても許せること)から、少しづつ変えていこう、ということで、いろいろと考えました。とにかく、やめたくても、やめたくても、どうしてもやめることが出来ない「過食嘔吐」を、何とかして、何としてでもやめたかった。毎日続く(続けている)過食嘔吐が本当に辛く、苦しかった。そして、人とコミュニケーションをとるために、どうしても「普通に」食べたかった。「吐かずに食べる」を実現したかった。

とは言っても、今までのペースで食べて、吐かなければ当然太ります。それをそのまま受け入れることも出来なかった。そこで、吐く以外に身体から出してしまおう、と考えました。食物繊維を多く摂取し、便として排出してしまおう、ということで、オールブラン(シリアル)を食べることを思いつきました。

「普通に食べたい」と「吐かずに食べる」を実現するために、多少太ることには目をつぶることにしました。私は、一つの目標に向かうために、複数のことを追い求めることは諦めました。とにかく「吐かずに食べる」ために、多少太ることは(仕方なく)受け入れるにしました。そこは、今までと変わったことかもしれません。今までは「痩せたい」も「食べたい」もどちらも実現することしか考えていませんでした。でも、現実問題、吐く前提の食べ方と、痩せたいを両立させることは出来ません。そんなことはわかり切ったこと。だったらどうするか。今の自分に出来ることは何なのか。ギリギリ許される範囲はどこまでなのか・・・本当に、いろいろなこと、あらゆる可能性、自分自身が納得できるかどうか、など、考えられることは可能な限り考えました。

その結果、出てきた答えが「オールブラン」だったのです。

そこには、もしかしたら「変えられること」と「変えられなこと」を無意識に振り分けて、何とかして目標に到達することは出来ないか、と試行錯誤を繰り返した結果が詰まっていたのだと思います。


続きは、明日書きたいと思います。今日もありがとうございます。

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