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makeの熟語完全マスター!コアイメージで一気に理解する vol.7

みなさん、こんにちは!オンライン英語家庭教師のだいき先生です。大好評のmakeの熟語シリーズ、第7弾をお届けします!

今回は、「変化・成長」に関する熟語を中心に見ていきましょう。特に今回は、makeの名詞形「making」を使った表現も出てきますよ!でも、その前に...

makeのコアイメージの復習

makeには「こねこね→形作る→固める」という基本イメージがあります。粘土細工を思い浮かべてください:

  1. 粘土をこねこね

  2. 形を作る

  3. 形を固めて完成!

このイメージを持って、今回も新しい熟語に挑戦していきましょう!


1. make over(作り変える・譲渡する)

overのコアイメージ

overのコアイメージは「上から覆う→超える→完全に支配」です。
「上から覆う」
clouds over the city(街を覆う雲)
「上から覆う → 超える」
climb over the fence(フェンスを乗り越える)
「超える → 完全に支配」
think over the problem(問題を徹底的に考える)
ビジュアルイメージとしては、部屋の中で、床に落ちているものを見る(上から見る=覆うイメージ)。そして視線を上にあげて、視線の範囲をどんどん更新していく。最後に部屋の隅々まで見渡して、完全に部屋を把握する。みたいな感じがoverです。

make(作る)+ over(完全に)
→「完全に作り直す=作り変える」

例文:

  • She made over her old dress into a modern style.(彼女は古いドレスを現代風に作り変えた)

  • He made over all his property to his children.(彼は財産をすべて子供たちに譲渡した)

2. make towards(~に向かって進む)

towardsのコアイメージは「~の方向へ、~に向かって」です。
walk towards the station(駅に向かって歩く)、という物理的な方向性はもちろん、attitude towards life(人生に対する態度)みたいな抽象的な概念への方向性の意味もあります。

make(動きを作る)+ towards(~の方向へ)
「~の方向へ動きを作る=向かって進む」

例文:

  • The ship made towards the harbor.(船は港に向かって進んだ)

  • We made towards the mountain peak.(私たちは山頂に向かって進んだ)

3. making/makingsを使った表現たち

ここからは、makeの名詞形を使った表現を見ていきましょう!
making = 「作ること」「形作ること」ですね。
重要なポイントは、makingには「形成過程」という意味が含まれていること
「何かが出来上がっていき、最終的な成功にいたるまでの重要なプロセス」
みたいなふつふつ湧き上がるイメージを持ってください。

be the making of(~の成功のもととなる)
「~を成功者に形作るもの=成功のもと」

例文:

  • That difficult experience was the making of him.(あの困難な経験が彼を成功に導いた)

  • This job could be the making of your career.(この仕事があなたのキャリアの成功につながるかもしれない)

have the makings of(~になる素質を持っている)

makingsは、複数形になることで「作り上げるために必要なもの」というニュアンスになります。つまり「材料」「構成要素」という意味を持ちます

have the makings of
「~になるための素質を持っている」

例文:

  • She has the makings of a great leader.(彼女は優れたリーダーになる素質を持っている)

  • This project has the makings of a huge success.(このプロジェクトは大成功になる可能性を秘めている)

in the making(製作過程にある・発展中の)

making(形作ること)の最中にある:
「作られている最中=発展途上」

例文:

  • This movie was five years in the making.(この映画は製作に5年かかった)

  • We're witnessing history in the making.(私たちは歴史が作られる瞬間を目撃している)

まとめ:今回の熟語のポイント

今回学んだ熟語は、大きく2つのグループに分けられます:

  1. 動詞makeを使う表現

    • make over(作り変える)

    • make towards(向かう)

  2. 名詞making/makingsを使う表現

    • be the making of(成功のもと)

    • have the makings of(素質がある)

    • in the making(製作中)

特に注目したいのは、名詞形を使った表現です。makeの「形作る」というコアイメージが、名詞になっても生きているんですね!

  • making = 形作ること

  • makings = 形作るための要素

今回のまとめ

今回は、makeの品詞の違い(動詞と名詞)による表現の広がりを見てきました。英語の表現の豊かさは、このように一つの単語から様々な形で広がっていくところにあります。

特に、making/makingsを使った表現は、ビジネスシーンでもよく使われます:

  • 「彼には将来性がある」 → He has the makings of a great manager.

  • 「このプロジェクトは進行中だ」 → This project is still in the making.

次回も、みなさんの英語学習に役立つ熟語の解説をお届けする予定です。お楽しみに!

最後に:この記事を読んでくださったあなたへ

いかがでしたか?
makeの熟語が「なるほど!」と腑に落ちた方も多いのではないでしょうか。
実は、英語学習には「このような解き方」がたくさんあります。

  • なぜその表現を使うのか?

  • どうしてその意味になるのか?

  • どんな場面で使えるのか?

私が提供しているオンライン英語レッスンでは、
このような「なぜ?」を大切にした指導を行っています。

こんな方にオススメです:

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