記事一覧
ノルウェイの森①—グレート・ギャッツビーとハツミさん—
はじめに
これから、何回かに分けて村上春樹の『ノルウェイの森』について書こうとおもいます。
村上春樹は中学の頃に『1Q84』『ダンス・ダンス・ダンス』、そして『スプートニクの恋人』を読んでいました。
それからかなり時を経て、大学2年生のはじめに出会ったのがこの『ノルウェイの森』です。はじめてこの本を読んだ時は、まるで頭を掴まれて水面に引き込まれたような心地がして、我を忘れていっき読みました。
鉱石ラジオ① —はじめのゲルマニウムラジオ
はじめに
今回は、私が制作したゲルマニウムラジオについて書こうと思います。
夏休み前に大学の図書室で電子工作の本を漁っていると、本の中に「近年鉱石ラジオ制作の再ブームが到来している」などと書いてありました。
「鉱石ラジオ」。見慣れない単語でしたが、電子工作と絵画の原料としての鉱物、音(振動)に興味を持っている私にとってこの上なく魅力的なものに思われました。
そして「再ブーム」と言われるだけ