isora/
泣いても笑っても怒っても日記2024
小説置き場
美術・音楽・映画その他、感想評論ごった煮
七転八倒しながら新しい私日記2023
何度でも読み返したいnoteの記録
新しい機種にも関わらず以前のリソグラフより印刷速度が格段に落ちたコピー機を2台動かしながら、蒸れた空気の滞留する狭苦しい印刷室でこうして仕事をするのもあと何回かなあと考えた。事務職新人の仕事は書類整理と印刷作業から始まるので、いつ籠もっても、印刷室は初心に返る場所のような気がする。頼まれたものを規定通りに印刷する、だけ、と言葉では簡単に言えるが、印刷の手際と心配りでその人の能力はある程度透けて見えると思っている。ちなみに私は苦手だ。手際はいいけれど心配りができない。だから余計
一日休を取った。夏の間、全く出掛けなかったわけではなかったけれど、一人で街を歩くというのはなかったなと思った。暑すぎてずっと車移動だったし。平日だし、学校も始まっているのでどこへ行っても空いていて、フラフラ歩きながら「あー、私は一人になりたかったんだな」とすごく感じた。 柚木麻子「BUTTER」を読み終わった。ずっと読むのがしんどくて私はこれを最後まで読めるのだろうかと思っていた。本を閉じた瞬間、どっと疲労を感じた。一人になりたかった、一人でいることがいまの私にとっての健や
なんでよもう、とソニアは内心で半泣きになっていた。我が家に設えられたものとは到底比較にならない高級なソファに座した目前の美青年は、入室したときからこちらを見もせずむっつりと押し黙っている。ソニアは深く腰掛けるのも恐れ多くて、針金の如く背筋を伸ばしたまま腰を下ろしているというのに。 ──末子とはいえ王子には違いないのだから、一寸ばかり裕福な子爵家の娘が相手になるはずないではないか。 マクレイ侯爵からお願いされては断れなくてね、と困った顔でソニアを宥めた父を思い出し、ソニア
私が米津玄師のアルバムで一番聴いたのは「BOOTLEG」なのだけども、「LOST CORNER」も負けず劣らずっていう感じなので、備忘録がてら。この感想は解釈ではなく私のフィーリングなので、本人のインタビューとかと乖離してても許してくれ。 アルバム全体の印象としては、最初から最後まで、車に乗ってどこかへ行こうとしてなんかいろいろなくしまくって結局どこへも行けませんでした、みたいな感じ。米津の曲がどこへも行けないのはいつものことなんだけど、なんかめっちゃ食ってるし、食べるとい
9月も9月で色々なことがあった、ものの、何をどう書いたらいいのかと悩みながら書き出す。定期的に書かないと書き方を忘れるよなあと思いつつ、夜にPC開いたらもう眠くて、頭働かないし、じゃあ朝に書けば? という話でこれは朝に書き出しているのだが、もうそろそろ朝ご飯を食べて化粧をしないと遅刻してしまうのだなあ。だから、途中で書くのを切り上げるわけじゃない? そうすると、また夜がやって来て、あぁ眠いと思いながらこの画面を開いて、あ~~~何書きたかったんだっけ? って反芻しているうちに「
あっという間の8月。今年はハイネの逝く夏を諳んじる間もなく消えた。 勤怠を振り返ったら7月20日あたりから徐々に残業が増え始め、8月の残業時間は23時間になっていた。うち8月頭2週間は昼休みを取っていないので、実質30時間越えである。今日は休出の振替で失われた盆休みの半日をようやっと取ろうとしていたのに、結局1時間半残業になった。この文章は食べ損ねた昼食の代わりに近所のカフェでパンケーキを食べる、提供待ちのその合間に打ち始めたもの。はー、お腹空いた。今月はずっとこの調子。
「わあ~すみません~~~できてませんでした~~~!(しごとできないめそっ)」とテヘペロするポジションを前職あたりから随分狙ってきたのに、いつの間にか失敗している。何でだ。朝起きてslackにメンションが溜まっているのが苦痛でしかたがない。いいから定時になったら全員帰れよ残業したらタスクが溢れていることが伝わらないだろちくしょうと2ヶ月呪詛を吐いている。呪詛は自分に返ってくるのだやめようと思った過去の私はまた遠くなり、これまでの職場では考えられなかったほどの上司の無能さにイラつ
6月は祝日がないので、特に用事はなかったが有休を取った。惰眠を貪ろうかと思っていたが、陽が昇る頃に起きて、映画「違国日記」を観た。 画面全体の印象としては、是枝裕和監督作品「海街diary」やソフィア・コッポラ監督作品「SOMEWHERE」みたいな感じだった。ヤマシタトモコの原作を既読の私からすると、原作で肝要だった各所のメッセージを薄めているという感覚もあり、率直にいいか悪いかを聞かれたら「作品としては微妙」と言う。 例えば、森本千世が、女性という性別ゆえに蒙る理不尽に
今月も今月とて、月記。げっき、十二国記の亜種にしか見えないし二次創作でそういう字の麒麟を生んでいるオタクおるじゃろ、という気持ち。 数か月前は、わたしも一生「ツイッター」と呼ぶ心づもりでいたが、ここ最近のあまりのつまらなさに辟易として「これはツイッターではない」と判じたので、この頃はXと呼んでいる。定期的にツイッターが嫌になることはこれまでもあったけれども、どうにも勝手が違い、5つ持っているアカウントのどれもこれもが退屈で、見たくもない低レベルな諍いばかりおすすめに流れてく
4月の駆け込み日記、いや月記。 ジャンプGIGA spring、予約しそびれたので本屋へ行こうと思っていたのだけどすっかり忘れていた。そんなもんだ。私のヒロアカ熱はだいぶ落ち着いたのだと思う。でも笑みを落とすかっちゃんは美しくて尊いので全サには応募したい。ジャン+から7月まで(メモ)。 3月までの多忙を乗り越え、上旬に舞浜と美術館と月猫@ヨルシカに行った。舞浜は少し遊びすぎ、美術館は思ったほどでなく、月猫は最高だった。今回は感想を書こう、と思うも、結局ずるずると書かぬまま、
ということで、駆け込み3月のまとめを書く。 書くけど、日々がずっと慌ただしく14日あたりはまだ6日だと思っていて、少し余裕が生まれたのが最後の週で、殆ど記憶がないので、記憶がない月でしたとしか言えない。ちなみに2月もない。2月はあまりの忙しさに体調を崩して早退したくらい。毎日3行日記を書いたほうがいいのかも。 3月のハイライトは、人生で初めて正社員になったこと。とはいえそれまでも、どこの会社でもずっと同一労働だったから、やっと同一賃金・同一待遇になることができたという、本来
1月23日に岡真理『ガザに地下鉄が走る日』を読了した。読み終わったということは、書かれていることを全て理解した、ということではない。だから私は、私の言葉で何を書くべきかを思い悩んだのだけれど、私が、ひと言でも、拙くてもいいから、私が受け取ったものを書き綴ることによって、この本が次の誰かへと繋がる可能性がある、それをまずは一つの使命とすべきなのではないかと思った。だから、大したことは書けないけれど、感想を書こうと思う。 パレスチナについて、私は教科書以上のことを知らない。あま
1/18 thu 22:15 20分くらい聴き逃したけれどヨルシカラジオが面白かったのでメモしておきたいな、とnoteを開く。聴き始めたのはファンからの質問コーナーから。ラジオやるんだー聴きたいなーと朝から思っていたのに夕飯料理中暇だからなんか聴こ、と考えたタイミングで思い出した。 ・どんな質問だったか忘れたけど、n-buna「Switchで昔のゲームできるんだけどゼルダ(初代)が大変すぎて終わったときはもうゼルダ(初代)やらなくていいんだ!って解放されて幸せだった」から
過去5年くらいまともに活字が読める感じではなかったのが今年は毎月読めたので、月ごとに読んだ本のまとめ。感想は殆どツイッターからの再録。 January/山内マリコ『あのこは貴族』 2022年のうちから「2023年の初めに読む本はこれ」と思い、取り寄せた本。 問いは「私が私として生きられる場所はどこか?」ということだと思うけれど、葛藤が浅くていろんな社会課題をつまみ食いするような展開なのでちょっと肩透かしな感じもした。もっと多層的で複雑なテーマだと考えているからかもしれな
ギリギリでいつも生きていたいからアッアー、みたいな感じで11月ギリギリスライディング投稿。なんかよくわからないけどずっと忙しくて、今週に入って「あれ、もしや少し余裕が生まれた……?」と感じている。たぶん一瞬だけど。余裕が生まれたというより会社にキレてなけなしのやる気がなくなったというのが正しいかもしれない。というのもこの間更新面談があり、その後人事と話をし「仕事ぶりに不満はないんだ!すごく頑張ってくれているし本当に助かってる!でもごめん!今回は正社員にはできない!でもこれまで
2023年地味に毎月更新してきたので駆け込みで10月分を端的に。10月は初旬に、数年ぶりに京都へ行ってきた。大阪、というよりあの土地はもう兵庫なのかな? 兵庫にも行ってきた、兵庫はカフェでお茶会だったのでそれ以外には何もしていないのだけど。休日の大阪・新大阪は激混みするということを学んだ。 京都の一番の目的は鴨川の河川敷でピクニックをすること。私は自他共に認める晴れ女オブ晴れ女なのだけど京都だけは毎回必ず雨が降るので心配していたものの、なんとか無事晴れて、鴨川の河川敷でピク