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柚木麻子「BUTTER」感想|私の孤独は私のもの
一日休を取った。夏の間、全く出掛けなかったわけではなかったけれど、一人で街を歩くというのはなかったなと思った。暑すぎてずっと車移動だったし。平日だし、学校も始まっているのでどこへ行っても空いていて、フラフラ歩きながら「あー、私は一人になりたかったんだな」とすごく感じた。
柚木麻子「BUTTER」を読み終わった。ずっと読むのがしんどくて私はこれを最後まで読めるのだろうかと思っていた。本を閉じた瞬間
今年も夏が去りましたね
あっという間の8月。今年はハイネの逝く夏を諳んじる間もなく消えた。
勤怠を振り返ったら7月20日あたりから徐々に残業が増え始め、8月の残業時間は23時間になっていた。うち8月頭2週間は昼休みを取っていないので、実質30時間越えである。今日は休出の振替で失われた盆休みの半日をようやっと取ろうとしていたのに、結局1時間半残業になった。この文章は食べ損ねた昼食の代わりに近所のカフェでパンケーキを食べる
反復横跳びしてばかり
「わあ~すみません~~~できてませんでした~~~!(しごとできないめそっ)」とテヘペロするポジションを前職あたりから随分狙ってきたのに、いつの間にか失敗している。何でだ。朝起きてslackにメンションが溜まっているのが苦痛でしかたがない。いいから定時になったら全員帰れよ残業したらタスクが溢れていることが伝わらないだろちくしょうと2ヶ月呪詛を吐いている。呪詛は自分に返ってくるのだやめようと思った過去
もっとみるあなたのことは、あなたが決めていい
6月は祝日がないので、特に用事はなかったが有休を取った。惰眠を貪ろうかと思っていたが、陽が昇る頃に起きて、映画「違国日記」を観た。
画面全体の印象としては、是枝裕和監督作品「海街diary」やソフィア・コッポラ監督作品「SOMEWHERE」みたいな感じだった。ヤマシタトモコの原作を既読の私からすると、原作で肝要だった各所のメッセージを薄めているという感覚もあり、率直にいいか悪いかを聞かれたら「作
パレスチナを想像する/岡真理『ガザに地下鉄が走る日』読了
1月23日に岡真理『ガザに地下鉄が走る日』を読了した。読み終わったということは、書かれていることを全て理解した、ということではない。だから私は、私の言葉で何を書くべきかを思い悩んだのだけれど、私が、ひと言でも、拙くてもいいから、私が受け取ったものを書き綴ることによって、この本が次の誰かへと繋がる可能性がある、それをまずは一つの使命とすべきなのではないかと思った。だから、大したことは書けないけれど、
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