ひこうき雲@読書する人

主にXの読書アカウントで発信している会社員。読書量は毎月20冊ほど。ジャンルは小説(ミ…

ひこうき雲@読書する人

主にXの読書アカウントで発信している会社員。読書量は毎月20冊ほど。ジャンルは小説(ミステリ多め)やエッセイ、新書など。主に本の紹介/本にまつわるスポット訪問記/作家サイン会などのイベント参加記/その他、思ったことなどをnoteで発信していく予定。

最近の記事

【心揺さぶられる名作】同志少女よ、敵を撃て

あなたは今年、何冊の本を読みましたか? そしてそのうち、何冊の心揺さぶられる本に出会いましたか? もしあなたが、心揺さぶられる体験をもう一度したいのであれば、読んでほしい本があります。 それが今回紹介する『同志少女よ、敵を撃て』です。 ただし、こちらの作品はおすすめできる人とそうでない人がいます。 未読の方は、この記事を読んでから本を手に取るか決めてください。 『同志少女よ、敵を撃て』あらすじ物語の舞台は第二次世界大戦中の旧ソビエト連邦とドイツです。 タイトルにもなってい

    • あなたの魅力は何ですか?

      学校の入学試験や会社の就職活動で面接官から、こんな質問をされたことはありませんか? 「あなたの長所は何ですか?」 自分も面接を受ける前には、その質問への答えをずいぶんと考えたものです。 でも、遠い昔過ぎて(?)、なんて答えたか忘れてしまいました。 あなたは面接官にどんな回答をしましたか? ではもし、「あなたの魅力は何ですか?」と問われる機会があったら、あなたはなんと答えますか? 「魅力」と「長所」は同じでは?と思われた方もおられたかもしれませんが、僕は必ずしも同じだとは思い

      • どうしても本を読みたくて仕方なくなる方法を紹介します

        読みたい気持ちはあるのに、なかなか本を読む時間が取れないと言われる方に、本当によく出会います。 もしかして、この記事を読んでいるあなたも同じような悩みを抱えていませんか? 現代社会は誰もが忙しく毎日を過ごしているので、自分の時間が確保できない、できたとしてもやりたいことが多すぎて、なかなか読書の時間に当てられない、僕もすごくよく分かります。 それに最近は、動画のサブスクリプションサービスがどんどん発達していますよね。 だから、アプリを開くと次から次に観たいものが目について

        • 【自分軸で生きる】『成瀬は天下を取りにいく』から思うこと

          現代はとても便利な世の中です。 インターネットが社会で広まってきた頃から少しずつ変化し、その後のスマホの登場で、生活が一変したと言っても過言ではないでしょう。 どんどん便利になって、人と繋がることが容易になってきた現代。 でも、そこに息苦しさを覚えることはありませんか? どうしても他人の目を、他人からの評価を気にしてしまう。 他人からどう思われるかを基準にして、なかなか自分がいいと思った行動がとれない、自分が欲しいと思うものを選べない。 今回は、便利にはなっても「ないな

        【心揺さぶられる名作】同志少女よ、敵を撃て

          常に予想を上回らなくてはならないのか

          SNSは、きっと悪魔が開発したツールです。 そう思いませんか? だって、X(旧Twitter)やインスタグラムのタイムラインを眺めていると、時間がいくらあっても足りないですから。 次から次へと新しい、魅力的な投稿が流れてきて、リプライしようものならあっという間に1時間過ぎていた、なんて経験は誰もが身に覚えがあるのでは? さて、今回は別に、SNSに使う時間を減らして、もっと有意義なことに時間を使いましょう、などという意識高い系の記事ではありません。 Xの読書アカウントのタイム

          常に予想を上回らなくてはならないのか

          『殺したい子』から印象操作について考える

          あなたは、最近ネット界隈を賑わせている、もしくは賑わせていたトピックスで思いつくものはありますか、と問われたら、何を思い浮かべますか? 地震や台風などの自然災害の話、公共交通機関が運休になってしまった話、オリンピックやパラリンピック関連の話もありましたね。 あと他に、どうしても目についてしまうのは、有名人の炎上でしょうか。 ここ数日のものだと、男性の体臭に関するXのポストをしたフリーアナウンサーのものだったり、タレントの不祥事に関しての炎上が目立ちます。 なるべく目に触

          『殺したい子』から印象操作について考える

          『麒麟の翼』スポットを訪問して強く感じたこと

          あなたは『麒麟の翼』という作品をご存じですか? 『麒麟の翼』は東野圭吾が生み出した「加賀恭一郎シリーズ」の9番目の作品です。 多数の東野圭吾作品の中でも、取り分けファンからの評価が高い一冊です。 単行本が発行されたのは2011年3月3日のことでした。 あの震災の数日前のことだったのですね。 そしてこの作品は映画化もされていて、公開されたのは2012年1月28日です。 この記事を執筆しているのは2024年ですから、今からもう12年~13年前のことになります。 小説、そして

          『麒麟の翼』スポットを訪問して強く感じたこと

          『ルビンの壺が割れた』の面白さ【男女の思考の違い】

          本を読みたいと思っているけど、なかなか本に手が伸ばせない、そこのあなた。 もし手軽に読めて、さらには楽しめる本があったらどうですか? ちょっと読んでみようかな、と思いませんか? 本の種類は、別に分厚くて重たい単行本だけではありません。 今回は、物理的にとても軽くて、スルスルと読める本を紹介しますね。 今回紹介する本は『ルビンの壺が割れた』です。 『ルビンの壺が割れた』の面白さ2020年2月に発行されてから既に4年以上が経過した今でも、読書家からの人気が根強い作品です。

          『ルビンの壺が割れた』の面白さ【男女の思考の違い】

          それでも僕が紙の本を買い続ける理由

          あなたは本を読む時、タブレット端末で読みますか? それとも紙の本を読みますか? 想像ですが、紙の本だけを読む人と、紙と電子書籍を併用している人が多いように思います。 ちなみに僕は、紙の本と電子書籍(Kindle)どちらも利用しています。 それと、移動中やランニングをしている時にAudible(オーディオブック)で聴く読書も楽しんでいることも忘れてはいけませんね。 さて、以前から界隈を賑わせている、紙の本と電子書籍のどっちがいいか議論。 恐らくそれぞれに意見があるでしょう

          それでも僕が紙の本を買い続ける理由

          【成瀬も走る?】びわ湖マラソン2025について

          2025年3月9日(日)に滋賀県で開催されるびわ湖マラソン2025に参加申し込みしました。 びわ湖に限らず、マラソンの参加申し込みページを 初めて見たのですが、一言にマラソン参加登録と言っても、いくつも種類があるんですね。 一般枠 ふるさと納税枠(5万円以上の寄付金) 出走権付宿泊プラン ペアリレーマラソン 僕が今回申し込んだのがどの枠かというと、先ほどお伝えしたどの枠でもありません。 思わせぶりですみません。 僕はびわ湖マラソン2025で3,000名ほど募集されて

          【成瀬も走る?】びわ湖マラソン2025について

          名作を読むなら『夏休みの空欄探し』

          「小説って、読んで何か意味があるの?」 「小説って何の役に立つの?」 誰かにそういう質問をされた 経験はないだろうか? 人から言われなくとも、自分自身に そう問いかけたことはないだろうか? もしそうなら、あなたにぜひ 読んでもらいたい本がある。 それを読み終える頃には、 先ほどの答えはきっと出ているはずだから。 さて、読んでもらいたい本というのは、 似鳥鶏(にたどりけい)の代表作の一つ、 『夏休みの空欄探し』だ。 この作品を一言で表すならば、 「青春恋愛ミステリ」 とい

          名作を読むなら『夏休みの空欄探し』

          【おすすめ本】なんで死体がスタジオに!?

          新旧問わず毎月平均して 20冊ほどの本を読んでいるのですが、 時々「あっ」と驚くような本に 出会うことがあります。 今回の記事は、先日偶然出会った、 そんな本のお話です。 今回の「あっ」と驚いた本、それは『なんで死体がスタジオに!?』ライトノベルにありそうな装丁とタイトルだな、 というのが正直な第一印象でした。 重厚な東野圭吾作品の合間にでも、 息抜きのつもりで読んでみよう。 作者の森バジル先生には 大変失礼かもしれませんが、 そのくらいの心持ちで本を開きました。 いざ読

          【おすすめ本】なんで死体がスタジオに!?

          こんなのどう?読みたい本のユニークな探し方

          読書家の皆さんに質問です。 読みたい本はどうやって探していますか? XのようなSNSで読書用のアカウントを作って、 FFさんと情報交換したりポストを見たりして、 面白そうな本を見つけていますか? 好きな作家の作品を片っ端から読んでいきますか? 映画やドラマ化された作品を読んでいきますか? 今回の記事ではこれまでと一風変わった、 「読みたい本の探し方」 を提案したいと思います。 読みたくなる本の要素はなんでしょう。 ストーリーの面白さ、登場人物のキャラクター、 物語の舞台

          こんなのどう?読みたい本のユニークな探し方

          会って話すからこそ分かること

          6月末にジュンク堂書店 池袋本店で、 「ミステリカーニバル」 というサインイベントが開催されました。 そのイベントでは、 参加する多くの有名ミステリ作家から、 本に直接サインをもらえるんです。 僕のようにミステリ小説を読み漁り、 且つサイン本に目がない人間にとっては、 これほど興奮するイベントはありません。 ただし、作家一名につき30人の枠しかないため、 競争率は結構高めです。 人気作家の場合、 申し込み開始からなんと10分も経たずに、 次々と受付終了するほどです。 さ

          会って話すからこそ分かること

          自己紹介:noteに綴ること

          僕がこれからnoteに綴ること面白かった、感銘を受けた本の紹介 本にまつわるスポット訪問記 作家のサイン会などのイベント体験記 その他 考察 僕がnoteを始めたのはなぜ? X(当時はTwitter)で読書専用のアカウントを 作成したのは2023年7月30日。 そこから早いもので1年が過ぎました。 Xで発信する場合は、 1つのポストで約140文字というのが基本です。 140文字って、長いようで短いのです。 本当はもう少し言いたいことがあるな、 と思いながら、入力した

          自己紹介:noteに綴ること