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どうしても本を読みたくて仕方なくなる方法を紹介します

読みたい気持ちはあるのに、なかなか本を読む時間が取れないと言われる方に、本当によく出会います。
もしかして、この記事を読んでいるあなたも同じような悩みを抱えていませんか?

現代社会は誰もが忙しく毎日を過ごしているので、自分の時間が確保できない、できたとしてもやりたいことが多すぎて、なかなか読書の時間に当てられない、僕もすごくよく分かります。

それに最近は、動画のサブスクリプションサービスがどんどん発達していますよね。
だから、アプリを開くと次から次に観たいものが目について、気付いたら夜更かししていた、なんて経験はありませんか?
休日はテレビやスマホの画面をゾンビのように見つめて終わっていた・・・なんてことはなかったでしょうか?

動画のサブスクリプションサービスは、ほんの一例です。
現代社会は、本当に誘惑が多いです。
誘惑が多い中で、もしあなたが本を読みたいけれど実現できていない、そんな方は、ぜひ記事の続きを読んでみてください。
今回の記事では、そんな方に向けて綴っています。
これから僕が、どうやって月に20冊前後の本を読んでいるのか、実際の方法をお伝えします。

どうすれば読書できるようになるのか

1.本を読むことを目的にしない

あなたが本を読む目的は何ですか?
どうして本を読みたいと思いましたか?
読む本、読みたい本は、ビジネス書でも小説でも、エッセイでも詩集でも何でもいいです。

例えばビジネスパーソンであれば、昇格や昇給して生活の質を上げるため、本を読んで知識を増やしたりスキルアップする。
この場合は目的が明確になっていて、本を読むことは手段になっているので、問題ないと思います。

学生であれば、成績を上げて志望校に合格するという目的のために、本を読んで長文の読解力を向上させる。
この場合も本を読むことは手段であって目的ではありませんね。

他人と良い関係を築いて人生を豊かにするために、本を読んで語彙や表現のレパートリーを増やす。
こちらも本を読むことは手段です。

では例えば単純に、本を1か月に10冊読む、そのために毎日20時から21時を読書タイムにする、と決めたとします。
これって、本を読むことが目的になっていませんか?
本来、本を読むことは手段であるはずなのに、本を読むことそのものが目的になっています。
この場合、モチベーションが高い間は持続できますが、10冊読めない月があって記録が途切れたりするとどうでもよくなって止めてしまうだろうな、と思います。
そして、本を読むことが目的になっているので、本を楽しんだり本から学びを得たりできないまま、ただ目で文字を追っている、ということにもなりかねません。

極端に言えば、本を読むことは人間の三大欲求に含まれているわけではないので、しなくても全く問題なく生きていけます。
三大欲求に含まれていないものは、それをすることで楽しさや嬉しさがなければ継続することはできません。

「楽しい」「嬉しい」と思える本を読み続けることが、読書習慣を継続していくカギになります。

2.自分のルーティンを持つ

さて、本を読むことで「楽しい」「嬉しい」と思えたとしても、読書の優先度を高く保ち続けるのは簡単ではありません。
そこで、自分の負担にならない程度に人間心理を利用して、自分に読書を継続できるような誘導をしてやります。
人間心理を利用した、僕の読書ルーティーンを紹介しますね。

  1. 本を読み終えたらすぐに、ブクログに感想をアップする。

  2. X(旧Twitter)に読了ポストを下書きする。

  3. ブクログに次に読む本をセットする。

  4. 次に読む本の写真を撮る(Xへのポスト用)。

  5. 次に読む本を1ページでも読む。

最初のステップにあるブクログとは、読書記録アプリです。
Webで本棚が作れたり、他の読書家の感想も読めたりと、非常に便利です。

読み終えた本がどんどん本棚に収まっていくので、モチベーションアップにも役立つアプリです。

さて、本当に重要なのは3番目と5番目のステップです。
3番目のステップは、ブクログに次に読む本をセットする、5番目のステップは、次に読む本を1ページでも読むとあります。
この2つが人間心理を利用した、読書継続方法です。

これらはどんな人間心理を利用しているかというと、
「ツァイガルニク効果」というものです。
この記事は心理学の解説ではないので、かいつまんで簡単に説明します。
「ツァイガルニク効果」とは、人間は一度手を付けたものをやり残すと、強烈に印象に残ってしまい、どうしてもやりたくなってしまう、ということです。

これを先ほどのステップに当てはめて考えてみましょう。
僕は3番目のステップで、次に読む本を決めてアプリにセットしています。
その時点で僕には、セットしたからには読み切りたいという欲求が生まれます。
そして、その欲求を更に強固なものにするために5番目のステップで、セットした本を1ページでも読んで、手を付けた状態を確定しています。

ここまでしておけば、その本を読まずにはいられなくなることは確実です。
このルーティーンを、ひたすらに繰り返していけば、結果として1か月に20冊前後の本を読んでいた、ということです。

2025年8/25時点の読了データ(ブクログ)

【まとめ】本を読み続けるためにすること

今回の記事でお伝えしたかったのは、次の2つだけです。

  1. 本を読むことを目的にしない

  2. 本を読まずにいられないように自分を誘導する

僕はどのジャンルの本であれ、本を読むのは人生を豊かにするポジティブな目的のためだと信じています。
決して読書量を他人と比べて優位に立ったり、本を読んでいる自分に酔うために本を読むのは本質とずれているように感じます。
今回の記事が読んでくださった方の素敵な読書ライフのお役に立てていることを願って、今回の記事を締めたいと思います。

今回の記事もお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた、次回の記事でお会いしましょう。

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