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#読書日記
「忘れる」ことはよくないこと?
大学院の「自然学」の授業を受けて考えたことです。
「忘れる」という人間の性質と災害の記憶
今回の授業のキーワードは「忘れる」だった。
この言葉を聞いたとき、私の頭に浮かんだのは寺田寅彦の名言「天災は忘れた頃にやってくる」だ。
この言葉は、「忘れた頃にやってくるからこそ天災なのだ」とも言い換えることができるだろう。
自然は常に過去の習慣に従って動いているのに対して、人間は目の前の利益や日常
必ずしもその場に行く必要はなく、ただそこにあるだけで豊かになれる
星野によると人間にとって大切な自然は2つある。
1つ目は毎日の暮らしの中で見る身近な自然、
2つ目は日々の暮らしの中では関わらないけれどもどこかにある遠い自然である。
星野はその遠い自然に対して必ずしもその場に行く必要はなく、ただそこにあるだけで豊かになれると述べている。
また遠い自然を悠久な自然と言い換えて、それと出会うことや意識することですごく大きな力を得ることができる、生きていく上で非