メンタルに「強い」とか「弱い」とか、ないんです
よく見かける「私、メンタルが弱いんです」というフレーズ。
ご自分を表すキャッチフレーズのように言ってしまうことで、却って定着してしまう気がします。
メンタルが強そうに見える人も、実は内心傷ついていることもあるでしょう。大丈夫そうに見えるとしたら、そう見せているか、ストレス耐性があるからかもしれません。
ストレス耐性
先日、グローバル全体の定例会議の時に、別の部署からのゲストがレジリエンスの話をするというので、興味深く聞いていました。
困難に適応して成長する、また回復していく事をレジリエンスと言います。
ストレス耐性はレジリエンスのうちで、その名のごとく「どれだけストレスに耐えられるか」です。それを上げる一環として、まず自分がどんな時にストレスを感じ、そしてどうなるか書き出そう、というワークがありました。まず、自分を知ろうということですね。
使うシートには乾電池の絵が描いてあり、
「エネルギーが減るのはどんな時?」
「充電されると思うのはどんな時?」
と、それぞれのシチュエーションや、その時にどう感じるかを書き込むようになっていました。
その乾電池の絵を思い出して、好きな事をしている時に
「今、充電されてるわぁ」
とイメージするのは良いかもしれませんね。
そもそもストレスって?
ストレスって何でしょう?悪いものですか?
ストレスが全くないのもダメ人間になる、と聞いたことはありませんか?
15分ほどお時間がありましたら、是非この動画を見て頂きたいです。
ケリー・マクゴニガルさん。若くしてスタンフォード大学で教鞭を取られている健康心理学者で、ずっとストレスは心身に悪いと信じて研究を行ってきたそうです。
それが間違っていたと告白するところから、このスピーチは始まります。
日本語訳がついていますので、ご安心を。でも英語も聞きやすいです。
例えば人前で何か話をすることになって、心臓がバクバクしている時に
「どうしよう。心臓バクバクしてる。失敗したら嫌だな」
と思うのと
「心臓バクバクしてるな~。身体が備えてくれてるんだから大丈夫」
と思うのとでは、きっと結果が違ってくるでしょう。
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』には、より詳しい研究の成果などが載っています。文字通り、私のストレスの教科書(いや、バイブル?)になっています。
もともと、頭痛で通っている神経内科クリニックの院長先生のコラムで一部引用されていて知ったのですが、数値で表せるエビデンスが豊富で説得力があります。
心理学の統計は「どう思ったか」も多い中、「XXの状況下ではストレスホルモンが何%多く分泌された」という方が私にはわかりやすかったです。
この本や、『スタンフォードの自分を変える教室』を読みますと、留学して実際に授業を受けてみたいなぁ、と思ってしまうのでした。
ストレス耐性、上げていきましょう!
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