「どこに体力の衰えを感じる?」
20代の長男はなかなかの激務で、恒常的に週6日の勤務が続いている。ある日のこと、そんな長男が「どういうところに体力の衰えを感じている?」と聞いてきた。自分の体力の先行きに不安を感じ始めているようだ。
ハタと考え込んでしまった。じっくり考えてみても、いま、あまり疲れも衰えも感じていないのだ。50代ラストスパートになったアラカンおやじがこの快調さをキープしているとは、奇跡的だ。
40代後半には軽い腰痛に悩まされた。あまり身体を動かす習慣がなかった時期で運動不足だったのだろう、休日のたびにマッサージに行って時間と金がかかってしまうのが不満だった。
出会ったのが「読む筋トレ」と「若さを伸ばすストレッチ」の2冊。さらに、お寺での礼拝ポーズに着想を得たという「真向法」という柔軟体操の初心者講習に行った。
筋トレ・ストレッチ・真向法。この3つをほぼ同じ時期に開始して、毎日のタスクにしてからは、腰痛がほとんど解消したのである。
ジョギングを始めたのは2012年の年末ころだったか。その後は練習不足のままに東京マラソンなど42.195kmのフルにも3回出場して“惨敗”するなどした。もうフルに挑戦する気はないが、去年から続けている朝ジョグは爽快に続いている。
雨でもない限り出社時には3駅分の距離を30分かけて歩く。「インターバル速歩」として、3分ごとに速歩とゆっくり歩きを繰り返すこともある。速歩はスマホのメトロノームアプリで135歩/分のペースに合わせるが、これはかなりキツイので最近はサボり気味だ。それだけ効いているということなのだろうが。
おかげさまで血糖値も安定していて、かかりつけの医師にホメていただいている。最近は昼メシに美味いものを食う楽しみに目覚めるなど食欲コントロールが不調ぎみなので、もしかすると悪化しているかもしれない。
トシを取ってくると飲み会や雑談では“病気自慢”が増えてくるが、こんな“健康自慢”ができるなんて、実にありがたいことである。
(22/3/3)
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