【早朝2時間ランニング】俳句を考え続けたらガチで疲れた件
04:40、起床。いきなり10分寝坊です。食べ物を胃に入れると走ってる最中に暴れるので、牛乳を麦茶で割ってレンチンして飲み干しました。水で薄めたミルクティーのような味ですけど、水分とエネルギーが同時に補給できるから意外と良いなと思ったりします。
05:00、お手製のスポーツドリンクを持って出発。さぁ長い2時間ランニングの始まりです……が、外は地平線まで真っ暗でした。静かな世界に場違いな鈍足が走っているというかなりシュールな図。空を見上げてみると月はありません。どうやら、まだ地平線の下にあるようです。
その代わりに、冬のシンボルであるオリオン座が頭上にデカデカと輝いていました。あと1週間もすれば気温がガクンと落ちるみたいなので、厚い布団とかにしなきゃいけませんなぁとふと思い出しました。しかし余りにもオリオン座が真上にあるものでしたから、ちょっと見上げ過ぎて少し首を痛めてしまいました。
そんな感じで田んぼの方へと走っていくと、稲わらが焼かれたにおいが薄い暗闇の中に漂っていました。夜が明けた帰り道に黄金色にゆらめいている稲があったんですが、それが脳裏によみがえってくるようです。焼けてはいますけれど、何となく落ち着くにおいなんですよねアレって。未来永劫、稲って作られ続けるんでしょう。何といってもここは、瑞穂の国ですから。
それでは、稲とオリオン座で何かしら一句作ってみましょうか。
晨星に降る焼き藁の香のほのか はる筆線屋 ( 'ω' )
晨星(しんせい)は明け方の空に残っている星のことです。「オリオン座まで届きそうなくらい焼けた藁のにおいが一面に漂ってるじゃないですか」っていうストレートな一句。オリオン座と直接書いてしまうと秋の季語「藁」を打ち消すほどの冬感が出てしまうので「晨星」で代用しました。
07:15、2時間ランニング終了。結局、この素人俳句を作るのに集中しまくってたら勝手に家についていました。考えに耽っていたら道を歩いてたり走っててもすれ違う人とか自転車とか全然気付かないっていうアレです。トータル2時間15分走り続けたってのもありますけれど、同時に俳句をやったことで頭まで疲労困憊になりましたねぇ。
補追:ワクチン接種2回目後の早朝ランニング中にできた辞世の句
稜線の朝陽は傷む西瓜にも はる筆線屋 ( 灬'ω'灬 )੭⁾⁾
これは、ワクチン接種2回目後に早朝ランニングしてできた辞世の句(仮)です。
早朝ランニング中に見る夜明けって神秘的です。太陽は遠くにそびえる山の稜線を照らしていて、まだ町には朝陽が射していません。いつも通りかかる民家では菜園で小玉の西瓜🍉を育てているんですけど、先週は青々とした小玉だったのに、今週走ったら茶色く枯れかけてました。鳥にも若干ついばまれた跡もありました。悲しいことですが、こういうことは往々にしてあります。
でも「こういう傷んだ西瓜にもいつかは朝陽が当たるんよなぁ」って思うとエモみがあるなぁと。意味としては、(コロナ禍とかで世の中が)大変で混乱している状況にあっても希望の朝陽が必ず照らしてくれるから大丈夫っす!という感じ。西瓜って何となく地球っぽくまん丸ですし、緑ですし。創作的には朝陽は希望のメタファーですね。
( 'ω' ).。oO( 逆に夕陽は凶兆とか感傷の表現方法ね……
最後に、道中に「おっ」と思う句が掲示されておりましたので、これで締めくくりたいと思います。
キリストはあなたを罪から解放す 道にあった黄文字黒看板
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