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大河ドラマ「べらぼう」第3話解説①実際に「一目千本」を見てみよう‼️

今回も大河ドラマ「べらぼう」について
書いていきますよ〜!


第3話では、「一目千本」の制作過程が描かれていましたね。


実際に「一目千本」が見てみたくなりませんでしたか❓


ということで今回は「一目千本」についてご紹介いたします📕


一目千本とは



「一目千本」とは、生け花に見立てた吉原遊女で、相撲を取らせることで、遊女の個性を紹介した遊女評判記。


版元として初めての出版物で、
美人画の名手である北尾重政を絵師に起用し、1775年(安永4)に刊行されました。


当時、蔦重は25歳‼️笑


私と同い年の時にこんな偉業を成し遂げていたと考えると恐ろしいです。


「一目千本の」そのほかの特徴としては、
おおまかに


①本屋には並ばない
②入銀本

という点でしたね。


①に関しては、言わずもがなと言った感じですが、「本屋に並ばない本」なんてレア度が高くてほしいですよね。

しかも、そのカタログは、
居酒屋や銭湯に置いてあって、
本編は「吉原遊廓でしか手に入らない」のです。


プロモーションが上手すぎる。


②に関してですが、入銀本とは、いわゆるクラウドファンディングで作られた本です。


この本に載りたい遊女たちから
あらかじめ資金を集め、制作費は出版予約金として集めた入銀が使われました。


当時からクラファンがあったわけです。笑

この辺りは、「べらぼう」の第3話でも
描かれていましたね📔


では、実際に刊行された「一目千本」を見てみましょう‼️‼️


『一目千本』(蔦屋重三郎、安永3年)国文学研究資料館国書データベース


花に見立てた遊女が、相撲を取っていますね。



では、ここからがメインです。

右からいきましょうか!

花の名前 、見世(店名) 、遊女名の順で書いていきますね。


①木蓮花(モクレン)、大文字屋、大山
②海桐花(トベラ)、たま屋、白玉
③山葵(わさび)、桐ひし屋、亀菊
④葛花(くず)、玉屋、志津山

③と④は「べらぼう」の中でも出てきましたね‼️



ツンツンしている亀菊さんは「わさび」で、
噂好きの志津山さんは「クズ」。


次行きましょ。

右から
①九輪草(クリンソウ)、新かな屋、立花
②鼓子花(ひるがお)、大ゑひ屋、染山
③山茱萸(サンシュユ)、わかな屋、青柳
④野藤(やまふじ)、たま屋、滝川




山茱萸の花言葉を気になって調べたところ、
強健や耐久といった意味を持つらしいです。

青柳さんがどんな遊女なのか、なんとなく想像付きますし、会ってみたくなりますよね❣️


やまふじも想像しやすいですよね。
しっとりとした、年齢もそれほど若くなく、
落ち着いてそうな遊女な感じがします。(個人的に。笑)



はーい次ーー。

①御帯花(コデマリ)、新かな屋、かほる
②白玉花(クチナシ)、よつめ屋、勝山
③藤(フジ)、わかな屋、五百笹
④河骨(コウホネ)、よつ目屋、錦木


②のクチナシは、「べらぼう」に出てきましたね❣️無口な勝山さんです。



まだまだお花が載っているのですが、
書ききれないので、今日はこの辺りにしましょうかね。


お花に色がなくても、当時のくずし字でかかれていても、なんとなくこの花かな〜と推測できるのも凄いです。


そして、現代を生きる私たちでさえも
お花のイメージから
こんな遊女だったのかなと想像することが出来ますよね。

素晴らしい。。。



また次回載せますね🍀



「べらぼう」第3話感想🫶

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母がバツ2の女子大学院生。瑠奈
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