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き~ちゃんの音楽の話

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【音楽の話】#10 モードについて簡単に触れてみる

【音楽の話】#10 モードについて簡単に触れてみる

今回は番外編です。

私もモードというものについては詳しくありません。が、音楽理論の話には時々出てくるので、こういうものだ、というところまで情報を整理しました。

前回の音階上のコードを見直すという記事をベースにしています。

ざっくりいうとモードとはコードを拡張した音の並びのことを言います。

西洋音階(ダイアトニックメジャースケール)上のセブンスコードとその上の9th、11th、13thの7音

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【音楽の話】#9 音階上のコードを見つめ直す

【音楽の話】#9 音階上のコードを見つめ直す

しばらく仕事が忙しくてnoteの更新が滞っていました。

音楽理論シリーズとしてはコード進行の紹介をしていこうと思ったんですが、ちょっといろいろ勉強していると、とりあえず理屈で説明つくものがもう少しあるので、まずはそっちを優先して書いてみようかな、と。

セブンスコードが判らないひとは、コード編(後半)を参考にしてください。

西洋音階上のメジャーセブンスとセブンス西洋音階のことをダイアトニックス

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【音楽の話】#8 カノン進行

【音楽の話】#8 カノン進行

コード進行の話をするのにカノン進行の話は外せません。

必ずヒットするコード進行と言われ、昔はカノン進行で当ててしまうと一発屋になる、なんて噂もありました。

カノンとはパッヘルベルによるクラシック曲です。

まずカノン進行とはこんなコード進行です。

Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ(→Ⅰ)

カノンの最初のフレーズのように最初の6進行で構成音で下降線を作ることができます。例えばキーCだとする

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【音楽の話】#7 基本のコード進行

【音楽の話】#7 基本のコード進行

やっとコード進行の話までこれました。コード進行はコードの心地よい進行を定石としてまとめたようなものであり、必ずしも従うものではありません。

ただコード進行を知っていると、メロディー先行の曲づくりであってもそれに合わせた伴奏をいい感じで作れることもあります。

私の場合は続きのメロディーが思いつかないときに先にコード進行を考えることもあります。

始まり方・終わり方曲の始まりと終わりはⅠ度のコード

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【音楽の話】#6 その他の音階

【音楽の話】#6 その他の音階

コード進行の説明に行く前に、説明しておかないといけない音階の話があるのでここでいったん音階の話に戻ります。
#1で西洋音階について説明しています

メジャースケール実は音階には、メジャースケールとマイナースケールというものがあります。#1~#5までで西洋音階と呼んでいたものは、正確には西洋音階のメジャースケールということになります。

一般にメジャースケールというとこの全全半全全全半のことを指

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【音楽の話】#5 転回と代理コード

【音楽の話】#5 転回と代理コード

さてここで、メロディーとコードの関係ですが、どんな響きでも作者の感性ですから何の縛りもありません。しかし、それなりに気持ちよく聴こえるためには、
  ・メロディーは基本的に音階で使われる音だけを使っている
  ・メロディーの長めに(多めに)響く音はコードの構成音を使っている
を守っている必要があります。

なので音階とコードまでわかればフィーリングで作曲することは可能だと思います。でもやっぱり気持

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【音楽の話】#4 コード(後半)

【音楽の話】#4 コード(後半)

コード(前半)からの続きです。ここからはおしゃれコードの話になってきます。なるべく理論的なことは省いて雰囲気だけを書いてみました。

セブンス(7)とメジャーセブンス(M7)最も基本的な4和音、セブンスコードは難易度★★です。前回、3和音のコードは2度違いの音が2つ続いたものだと説明しました。なので、今度は、2度違いを3つつなげて4和音にします。

そうです、セブンスの7は3和音のコードに7度の音

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【音楽の話】#3 コード(前半)

【音楽の話】#3 コード(前半)

さて音楽と言ったら和音です。和音といっても同時に鳴らないといけないわけではなく、アルペジオのように一定の間隔の間に弾くことで特定の音の組み合わせを楽しむのが和音です。

ここからの説明を理解するために#1と#2があったので、この話を読んでよくわからなかったひとはぜひ戻って読んでみてください。

コードとはコードとは、(一般に3音以上の)和音のことです。ここでは前半・後半で合計11種類のコードを紹介

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【音楽の話】#2 キー

【音楽の話】#2 キー

#1はどうでしたか 、難しかったでしょうか。今回はキーについてです。カラオケでもキー変更ボタンを操作しますよね?つまりキーって本当は身近なものなはずなんです。

音の名前実はドレミファソラシはイタリア語なんです。なので日本語と英語の表記を紹介します。

日本語はラの位置から数えて、イロハニホヘトなんです。カタカナで書くのが普通ですね。クラシックの楽曲の名前にイ短調とかついてたりしますよね。あとト音記

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【音楽の話】#1 音階

【音楽の話】#1 音階

初心者向けの音楽理論も雑学の一つとしてまとめていきたいと思っています。音楽理論は、難しい話と簡単な話がごっちゃになっているので分かりづらいのですが、なるべくみんなに共感してもらえるように、難しいことは省いて簡単なところだけを切り出して説明したいと思います。

オクターブ同じ伴奏でも男性なら低い音で、女性なら高い音で歌うことがあると思います。どちらもちゃんと聴こえますよね。ドレミファソラシドって両端

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