私がHSPと知ってから対処法を知るまで苦節2年
どうも、みとです。
コロナ禍で「HSP気質」というワードが流行り、私も「まさに私だ」と気づいた人たちの中の一人でした。
関連書籍を読んでみて、「そうそう、そうなの。」と激しく同意したり、「えっ、この感覚じゃない人いるの?」と困惑しました。仕事でメンタル病んだ時も、非HSPの人からのアドバイスをもらって、「そんな気持ちになれたら苦労しないよ。」と言いたくなってしまうほど、HSPと非HSPは地球人と宇宙人くらい違うのだなぁと思う始末。
でもHSPであることはもう仕方ないので、うまく付き合っていく方法を知りたいと本やネットでHSPを調べまくっていた。でも見つかるのは「HSPあるある」ばかり。「あるある~」と心の中でつぶやいて終わる。そんな日々。
で、結局は、「HSPな私はどうしたらいい?」という解が見つからず途方に暮れていた。そして、解決法が見つからず放置していた。
2年経ち、ようやく具体的な対処法を知ることができたので共有したい。きっと私のように、HSPと知って止まっている人がいるかもしれない。今日でHSP迷路を脱出してほしい。(私は2年も迷い込んでしまった)
1.間違えていたHSPの解決法
私と同じ轍を踏まないように、なぜ2年間も路頭に迷ってしまったのか共有しておきたい。HSPの方に、ぜひ参考にしてほしい。
まず最初に、「繊細さん」の本を読んだ。(ド定番)
この本のなかで紹介されている対処法の一つに、「繊細アンテナをオートモードにしない」がある。(意訳しすぎかもしれないが、つまりこうゆうことだった)
職場や家庭で誰かがボソッと放った言葉にフルオートで反応してしまう。SNSを見ていてもそうだ、誰かが批判されていたりすると、勝手にそのネガティブワードを吸収してしまい、まったく関係の無い私がダメージを負ってしまう。
対処法は、「繊細アンテナを常時開放しない」だった。
だから私は、必死に繊細アンテナをOFFにするよう努力した。
でも、全然うまくいかなかった。
(ココで止めておけばよかった、と数年経って知る。)
なぜならデフォルト値=ONになっちゃってるから。オフに切り替えても数秒したらONになっちゃてるから。(HSPの人ならわかってくれるはず)
それでもオフにする努力はしようと思い、自分自身の感じ方を見直すことにした。(これが迷宮入りの原因)
例えば、誰かが貧乏ゆすりしてるのを見て私までイライラするのは、誰かが原因ではなくて、貧乏ゆすりを見てイライラしてしまった私の捉え方の問題。という考え方がある。
なんとか自分の感じ方・捉え方を変えたいと思い、『アサーション入門』を読んだ。
「感情は自分が起こしているもの」「考え方を変えるにはどうしたらよいか?」などをアサーションの軸で解説されており、理論的で理解しやすかった。
でもHSPの人がそれらを実践しようとすると、普通の人の数倍エネルギーが必要だった。もう疲れるし、改善できなくて自己嫌悪に陥るし、いつしかHSPの特性に向き合うことすらやめてしまった。
アサーティブなコミュニケーションは、人として大事だし誰もが実践できる世の中になれば、乱暴な言葉遣いする人もいなくなるだろうし、人と人が衝突なく快適に過ごせるようになると思う。本としては良書だった。
2.HSPに型があると知った
それから2年経ち、HSP調査に一区切りつけていた私は、ある日「積極的に動いて傷つくタイプのHSP」といった情報をネットで見た。
その記事に「これが当てはまったら〇〇型HSP」というチェック項目があり、やってみたら私はHSS型HSPにドはまりした。
好奇心旺盛でいろいろやってみるタイプなのに飽きっぽく傷つきやすい、非常に厄介な特性を持っている。初対面の人にはHSPと気づかれることは無い。だからHSS型は、「かくれ繊細」と呼ばれるのかもしれない。
「HSS型に合ったHSP対処法があるのかも。」と思い、HSS型について詳しく書かれている『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』を買って読んだ。
HSS型のチェック項目の例はこんな感じです。
✅大胆な行動をとり外交的なのに、傷つきやすい
✅初対面ですぐ仲良くなるが、次に会うときは緊張する
✅疲れやすく、まわりにペースを合わせ続けられない
✅根本から徹底的に直して、同じことで悩まないようにしたいと思う
✅没頭しやすいのに長続きしない。
✅本当の自分と、まわりからの自分の印象にギャップを感じる
この本では、HSS型の才能・才能の活かし方・やりたいことの見つけ方が具体的に書かれていた。本を読んでいるうちから、「やっと出会えた~」と心で叫びながら読んでいた。
特に「やりたいことの見つけ方」は人生・仕事においての大きな軸になった。POSIWILLの体験談でもよく書かれているけど、「自分の価値観や先入観に気付けた」や、「心のモヤモヤを上手く言語化してくれた」という気持ちがよくわかった。
3.「直し方」ではなく「活かし方」
かくれ繊細さん(HSS型HSP)には適した対処法がある。
それは、自分の個性を消すことにつながるし、せっかく感受性高いHSPの特性が失われるばかりか、非HSPに自分を近づける努力そのものが自分を苦しめる。(実体験)
HSPも個性=自分の武器だと思うから、それを良い方向に発揮できるよう自分で自分をサポートしてあげればいい。と私は思いました。
自分が感じたことを無いものとせず、しっかり向き合うことで自分の価値観や、好きなこと、得意なことに気付けるし、なにより、自分の心身の健康を敏感に感じ取れる才能を潰すわけにはいかない。
感じ方、心の声に気付かないフリしていると、いつか何も言わなくなって自分の異変に気づけなくなる。私はそれでメンタルを病んでしまったことがある。
自分をケアできるのは自分だけ。
HSS型HSPを活かして生きていく。