MP083_感謝を感じる時は、相手が自分の思っている10倍の行動をしてくれている
※【MP】=Make Progress:成長+書いてきた記事数
「相手に関する知識、常識をきちんと持っていなければ本当の感謝を持つことができない」
今回もこの書籍からの言葉を紹介する。
自分の中で感謝の気持ちが芽生える。
その時は、おそらく自分が思っている10倍以上のことを周りがしてくれている可能性が高い。
人は知らないことに対してまで、感情を持つことは難しい。
どれだけのことがなされているか、してもらっているか、知ってこそ本当に感謝できるのだと思う。
それを体感した出来事を書いてみようと思う。
私の義理の母は、愛情と気遣いのあふれる人で、見返りを求めず、そして自分自身に対しても無理をしない、素晴らしいバランスで人に対して関わることができる人だ。心から尊敬している。
我が家は子どもがまだ小さいので、近くに住んでいる義母が助けてくれることが多い。いつも自転車で我が家に来てくれるのだが、うちのマンションには外来者が自由にとめられる駐輪場がない。
それで、ほぼ毎日来てくれる母は、自転車の置き場に困っていた。
私は、そのことについて、考えればわかることなのに気付いていなかった。
母もわざわざ困っていることは言わないし、そういうことなら違う場所にとめるなど自発的に対応してくれていた。
ただ、雨の日などは、少し離れた場所に自転車を止めていると、そこから歩くとなるので、足元が悪い。
可能なのであれば、マンション内に駐輪できたら一番いい。
しかも母は私たちのためにわざわざ、時間を作って来てくれている。
そのことに対しては心から感謝していたが、駐輪場でも手間をかけていることについては全く気づけていなかった。
それを知った時、母に対しての感謝の気持ちが更に増した。気付いた後と同じ気持ちで、最初から感謝を表現したかった。やってもらっていることに対して、自分の気持ちが足りないと感じた。
気持ちは、目に見えない。けれども、自分自身はわかるからこそ、そのことについてどれだけ想いをはせられているのか、大事にしたい。
この経験から、いかにしてもらっていることに気付けるか、自分自身が知ろうとしているか、それは私にとっては大変重要なことだと感じた。
義母は見返りを求めない性格だし、好きだからやっているというスタンス。
もちろん私の感謝の表現が見合っていなくても、そんなことは一切気にしないし、「感謝されるからやる」なんてことは1ミリも思っていない方だと思う。
一方、自分自身に置き換えた時、私はまだまだ「こんなにしているのに、気付いてくれていないな。この部分に関しては、感謝されていないな・・・」なんてことを正直思ってしまうことは多々ある。
そういう気持ちを自分は感じてしまうからこそ、自分自身が何かをしてもらった時は、そのことに感謝したいと思っている。感謝の気持ちは、人を穏やかに、優しくしてくれる。
してもらっていることに対して、全部気付けなくとも、気付く努力をしていきたい。そうすると、「何をしてもらうと人は嬉しいのか」その点についての引き出しが自分の中に増えていく。嬉しい行動を知った私自身もできることが増えるし、自分自身も幸せ、より良い人間関係を気付ける気がする。
気づくこと=過程をイメージすること、相手に敬意と興味を持つこと、わからなければ聞くこと なのかな?
「本当の感謝の気持ち」を持てるように、自分を育てていきたいと感じた。
本日もご一読ありがとうございました。
早起きしたまま二度寝してません!!