痛みと疲れを乗り切る技術|アシュタンガヨガ練習日記(4)
練習日記4週目。今週はボロボロの状態からスタート。そんな中、ヨガを実践することでどんな変化があるだろう?変化と気づきを綴ります。
からだの痛みとヨガの効果
2024年10月8日 6:30〜8:00 | 38回目のマイソール
連日の天候と気圧のせいか、昨夜から偏頭痛が続いている。動いたら落ち着くかもしれない。とりあえずやってみよう。
始めてすぐに右の腿裏が痛む。先週末のジムでやり過ぎたらしい。多少のボロボロ感を抱えて、今週をスタート。
まずはゆっくりと呼吸して、一つ一つの動きに集中していく。腿裏に無理をさせないように。前屈で膝が伸びなくてもいい。バランスポーズで脚が上がらなくてもいい。今の調子を落ち着かせていこう。
気づいたら二つほどポーズをスキップしていた。大丈夫。こんな日もある。
期待通り、偏頭痛は落ち着いた。腿裏の痛みも気にならない。こんなに思い通りになるなんて、これだからヨガはやめられない。というか、もちろんやめる気なんてない。
頭も脚も、調子を戻してくれてありがとう。感謝から始まる朝は気持ちいい。
YouTubeとオンラインクラスの違い
2024年10月9日 10:30〜11:45 | 1回目のレッドクラス
ハーフプライマリーのレッドクラスに初参加。スタジオデビュー前にオンラインで試してみた。
普段参加しているマイソールクラスは、いわゆる自主練クラス。レッドクラスは先生のカウントに合わせて、みんなで一斉に動いていく。
先生のYouTube動画に合わせて動くことはあったけど、やはりそれとは違う空気感。生徒のことを見ながらカウントしているせいか、画面を見ずに動いていても、先生の「見てる感」が伝わってくる。
ハーフプライマリーのレッドクラスでは、動画とは違う部分があった。ウルドゥヴァ・ダヌラアサナ、いわゆるバックベンドだ。5呼吸ホールド×3セット。1セット終わるごとに、手の位置を足に近づけて全身のカーブを深めていく。
このポーズ、いつから練習始められるかなと思ってたけど、ハーフの中に入ってるなら、もうやっていいってことかも。参加してよかった。明日から練習に入れよう。
瞑想の力
2024年10月10日 6:55〜8:25 | 39回目のマイソール
今週はずっと臀部から腿裏が痛い。前屈がきつい。脚を上げるのがきつい。美しい形にはならない。うっかり呼吸が荒くなることもある。気づくたびに肩や胸、首を調整して落ち着ける。
「大丈夫」と心を鎮める。一つ一つの動作に意識を向けて、一つ一つ丁寧に動いていくと、最後にはちゃんと軽くなっている。
おまけにシャバーサナの後の瞑想が、夢のように心地いい。ずっと続けていたかった程だった。
瞑想するとガンマ波が大きく上がるらしい。しかもそれが長く続く。ガンマ波というのは、集中、記憶、学習、幸福感に関連していて、「世界で一番幸せな人」と呼ばれた仏教僧マチウ・リカールの脳では、科学的に記録された中で最高の値を示したという。(ジェイ・シェティ著 「モンク思考-自分に集中する技術」)
今日の瞑想は確実にガンマ波が上がっていた。寝不足にも関わらず、すこぶるいいスタート。朝の瞑想は必須だ。
快適な一日は声帯の覚醒から
2024年10月13日 6:45〜8:00 | 40回目のマイソール
はじめのマントラって、なんだか声を出しやすい。声が出やすい、と言った方がしっくりくる。
慣れてきたからか、マントラ自体そのように作られたものなのか。それとも発声時にも、ヨガ的な体の使い方ができるようになってきたからか。
普段声を出す時よりも喉が開く感覚があるし、いつもより妙にいい声が出ている気がする。声帯を覚醒させる効果がありそうだ。
声帯がしっかりと目を覚ますと、呼吸がスムーズになる。呼吸がスムーズになると、身体がほぐれる。身体がほぐれると、心が鎮まる。身体と心が落ち着くと、そのあとの時間も調子がいい。
朝一番に声を出して挨拶したり、ラジオ体操で動く前に歌ったり、朝礼で社訓を唱えたりするのにも、同様の効果があるのかもしれない。メインだと思っている行為の前から、その行為は始まっているのだ。
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今週は、痛みと練習を通じてヨガや瞑想の力を再確認したり、声帯の覚醒という新たな発見もあったり、充実の一週間でした。
来週も引き続き、自分のペースで進んでいきます。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。このあとも和やかな時間になりますように。
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