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歴史

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ポルチーニ誕生から、今に至るまでの「みちのり」です。いっぱい笑ったし、いっぱい泣いた。でもいつもお客さんは笑ってくれていた。だから今があります。そして「これから」も❕
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塩フォカッチャ誕生のお話

塩フォカッチャ誕生のお話

パネポルチーニ パン長 旗手かずお

 パネポルチーニのパンといえば、ずっしりと重くて、もちもちした触感でほのかに自然な甘みを感じる。

そんなイメージをしてもらえるかと思います。そんな私たちのパンづくりのはじめの一歩になった「塩フォカッチャ」のお話をしていきたいと思います。

「塩フォカッチャ」が誕生したのは2006年です。 

まだ「パネポルチーニ」は開店してなくて、いまの1/3の改装前の小さ

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6.道のり ラッテリア編

6.道のり ラッテリア編

ラッテリアは、

イタリア料理屋さん(タヴェルナポルチーニ)



パン屋さん(パネポルチーニ)



ハム屋さん(サルメリアポルチーニ)



「イタリアン」に「パン」に「ハム」に…となれば

「チーズ」だろってことで、チーズを主軸にした「ラッテリアポルチーニ」をオープンしましたw

えっ?そんな感じで?って思われても仕方がないかも知れませんw

ほぼそんな感じです。

ただハムとチーズと

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5.道のり サルメリア編

5.道のり サルメリア編

サルメリアポルチーニ open 2018/3

サルメリアは、ずいぶん前から温めていた業態のお店でした。

ドイツへ研修へ行った時に、この業態で未来に勝負することを誓いました。و

とびあがるほどおいしいサルシッチャ(1000本売れるサルメリア名物だ!)

サルメリアの店内風景

もともと2014年イタリア食堂リニューアルオープン後は、酒場バールポルチーニをリニューアルしようと考えてましたが、計

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4.道のり イタリア食堂拡張リニューアル編

4.道のり イタリア食堂拡張リニューアル編

パネポルチーニ(パン屋さん)をオープンして、行列ができるほど大人気になってしまいました。

そうすると・・・相乗効果といわれるもので、今までポルチーニを知らなかった層のお客さんたちに知ってもらえることとなり、結果イタリア食堂タヴェルナポルチーニも酒場バールポルチーニも、よりたくさんのお客様に来店してもらえることとなりました(ありがたいっ!)

イタリア食堂は、当時もまだ日々予約のお客様で満席状態が

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はんぶんこ

はんぶんこ

ある日の午後4時をまわった頃、お店の近くにある女子高校の生徒さんが来店しました。

その生徒さんは、なぜかお店の中をいったりきたり・・・何か悩んでいるようすです。

どうしたんだろう・・とみていると・・

どうも「もちパン」と「クリームパン」の間をいったり・・きたり・・ 2~3分は悩んでいたでしょうか・・

わたしは、なんだか微笑ましい乙女の迷いをそっと見守っていました。

すると生徒さんは、鞄か

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0.ポルチーニ誕生物語

0.ポルチーニ誕生物語

「わるい・・・」 

「店辞めてくれへん・・・」 

ポルチーニの始まりは、この一言からはじまりました。

今思えば、これからはじまる長い長~い道のりの号砲だったのかと思えます。 

当時は、外資系某ホテルを退職後、はじめてシェフとして向かい入れていただいたお店で意気揚々と勤務していました。 

いずれかは自分でお店をしようかと漠然と思いはじめていた頃で、新規オープンを経験することは、自分の未来に

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3.道のり パネ編

3.道のり パネ編

パネポルチーニ編 open2010/6

バールのオープン当時に入社してきたのが、パネの旗手さんでした。

人気のサービスマンだったんだよ❤︎

パネで働く人たちは、特に信じられないかもね。

「お前に喰わせるタンメンは、ねぇ!」

モノマネお客さんに披露してた。
やってもらってごらん。

そっくりだから🤣🤣🤣

知人の紹介で入社した旗手さんは、有名パン屋さんの店長という経歴の

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1.道のり イタリア食堂編

1.道のり イタリア食堂編

タヴェルナポルチーニ編 2003/9

今に至っては、みなさんは信じられないかもしれませんが・・・

JR環状線「福島駅」を境に南側の飲食店は、2003年当時閑散として暗い街でした。

唯一繁盛していたのは、おでん屋さんぐらいだったかと。

終電が終わったあととなると、路地で歩いているのは猫ぐらいで🐈🐾

女性が一人で歩くような路地ではありませんでした。

このあたりの長屋は、第二次世界

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2.道のり バール編

2.道のり バール編

バールポルチーニ編 open2006/6

イタリア食堂タヴェルナポルチーニがありがたく、いつも予約で満席になったことで困ったことがありました。

それは、あまりお客さんが来なかったオープン当初から、応援してくれていた常連さんたちを満席でお断りしなくてはいけなかったことでした。

それは、本当に心苦しかった。

常連さん
「席空いてる~?」

ワタシ
「すみませ~~ん😭」

「いっぱいなっ

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