2.道のり バール編
バールポルチーニ編 open2006/6
イタリア食堂タヴェルナポルチーニがありがたく、いつも予約で満席になったことで困ったことがありました。
それは、あまりお客さんが来なかったオープン当初から、応援してくれていた常連さんたちを満席でお断りしなくてはいけなかったことでした。
それは、本当に心苦しかった。
常連さん
「席空いてる~?」
ワタシ
「すみませ~~ん😭」
「いっぱいなっちゃってるんです。本当に申し訳ないです・・・😭」
常連さん
「いいよいいよ」
「繁盛してて何よりだね」
「またくるわ~😀」
ここまでで終わるのが、通常のお店だと思うんですね。
そうやって常連さんは、だんだんお店から離れていくものだと思います。
私が常連さんの立場だと、応援していたお店が流行ってうれしい反面、絶対にさみしいと思います。
だから「絶対僕が、なんとかします(`_´)ゞ」
これが合言葉でした。
自分がお客さんの立場だった時に、言われてうれしい言葉だからです。
そんなだったからパイプ椅子ばかりがどんどんお店に増えていきました笑
「空いたら電話します」っていう専用の予約帳もありました。
あるときは、お客さんに階段に座って飲んでもらったこともあります笑
厨房の中でも……笑
バーに行ってもらってそのお代金は、私が払うのでなんとか店に来てください!っていうこともあった笑
常連さんを失う・・・なんとか、それだけは避けたかった。
わがままな常連さんは、いらないです。
好き嫌い多め笑
常連さんたちは、普段からこの福島で飲んだり食べたりするお客さんがほとんどです。
今のイタリア食堂の予約のお客さんは、雑誌やテレビなどでも人気が出始めてた頃だったから、ブームが去ったらもう来ないお客さん。
とにかく常連さんを大事にしたい!って思っていました。
このままじゃ、育ててくれた常連さんがいなくなる・・・😢
あそこのお店昔は流行っていたのにな?って店ありますよね。
福島区にも、ほんと沢山ありますよ。
みんな勘違いするんです。今の現状がこのまま続くってね。
忙しくなって、見失うのです。大事なことを・・・😢
あるとき当時のスタッフがいいました。
来店したお客さんを断る対応の時間がもったいないので、店の玄関に「ただいま満席」という貼り紙をしたいと・・・
「それはダメだ」
「満席って貼り紙してるお店で10年以上貼り紙してる店を聞いたことがない」
「満席だった時の断る姿勢が、根本にあるお客さんへの考え方をすべて物語る」
「間違いなく、お客さんを大事にしていないお店だと伝わる」
満席のときこそ、みなさん気をつけましょう。
うまくいっているときこそ、気を引き締めましょう。
なんとかそんな日々をしのいでいたつもりの頃、朗報がありました。
お店前の物件が貸出するから、ポルチーニさんどう?
と・・・ぼくはその話に飛びついた。
よかったぁ、これでなんとかなる。
そのときの正直な気持ちでした。
バールに関しては、コンセプトは決まってた。
「酒場だ」
イタリア食堂よりもっと料理も小さめにして、
炭焼き置いて、ちょこちょこ飲んでツマム・・・酒場
そして常連さんに来店してもらえるように、予約は無しだ。
イタリア食堂は2週間に1回の来店頻度だった常連さんが、週3日来店してもらえるようなお店を目指しました。
バールがオープンしたのは、2006年。
今でこそ、星の数ほどあるバル・バールだけど、
イタリアンバールとしては、ポルチーニが関西初だった。
オープンしてからすぐに大繁盛店に、営業開始前から行列ができた。
新しいスタイルもとっても喜んでもらって、
雑誌やテレビやクチコミで人気に一層火がついた。
毎日、満員電車状態。
ある飲食経営者から言われた「化物」。
時流に乗るってことは、まさにこのことだった。
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