![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128316696/rectangle_large_type_2_979b4bbe6e06bb3ed9b40d59c10a616a.png?width=1200)
あなたがリカバリーしたいことは?
こんにちは。先ほど帰宅しましたので記憶が新鮮なうちに、読み終わった書籍の書評をまとめていきます。
本日読み終わった本は、青山美智子さんの『リカバリー・カバヒコ』です。カフェシリーズで有名な青山さんですが、本作では、趣向が少し違っていたことで、新鮮な気持ちで読み始めることができました。
こちらは、とても有名ですね。わたしも「マーブル・カフェ」のようなお気に入りのカフェを見つけたいものです。
さて、話は、『リカバリー・カバヒコ』に戻ります。今回も、目次をつけますので気になるところからご覧下さい。
読書メーターでの書評
まずは、読書メーターでの書評を共有します。
私にとってのリカバリー・カバヒコはかつて共に暮らした愛猫だったと思う。彼女は、猫だから猫らしくきままに自分の時間を生きていた。触るとふんわりして柔らかくて温かい。毎日の私の疲れを吹き飛ばしてくれる存在だった。
リカバリー・カバヒコに出てくる主人公たちは、様々な年代、性別だからこそ、生活の中で感じる様々な思いや悩みに共感できる。
青山さんのファンで本作を読み始めたが、読んで本当に良かったと思う。彼女の作品は、言葉の隅々まで温かく私の心をさらにリカバリーしてくれる。あなたのリカバリー・カバヒコも見つかるといいな。
私にとっての、リカバリー・カバヒコ
私にとっての、リカバリー・カバヒコはかつて日本で飼っていた猫でした。野良猫が産んだ子猫だった彼女。生後2か月の彼女を初めて、抱っこしたときのことを今でも思い出します。
乳離れしたばかりの子猫は、生命力にあふれる暴れん坊。昼も夜も、一生懸命生きるその様は、私にとっての癒しでした。
そんな彼女との思い出も思い出しながら、本作を読み進めました。
心を明るく照らす言葉たち
ここで私の、『リカバリー・カバヒコ』の中でのお気に入りの一文を紹介します。
「仕事っていうのはね、合った場所で続けていると、お金のやり取りだけじゃない何かが生まれるんだ。人と人とが紡ぐものがある。会えること、話せること自体が嬉しくなって、あるところまでいくと、お金じゃないってなるんだ。―後略」
人と人とが紡ぐもの
お金のやり取りだけじゃない、何かが紡ぐものは、言葉での形容を越えているものであると思います。私は仕事をしていて、そんな瞬間にこれまで何度が直面してきました。だからこそ、
「あるところまでいくと、お金じゃないってなるんだ。」
この言葉は胸に突き刺さりました。本当に「そうだ、そうだ。」とうなずきながら、自分でも何故だかわからないけれど、涙が出そうになりながら読み進めました。
その瞬間があるからこそ、ここまで一歩一歩を積み重ねて来れた、と思います。そして、今日の私の原動力になっているとも感じるのです。
皆さんにも本作を読み進めながら、「人と人とが紡ぐもの」は何なのかを感じ取ってほしいと思っています。その人それぞれの答えが見つかるのではないでしょうか。
私も誰かのリカバリーができるように
私も、いつかは誰かの「リカバリー・カバヒコ」になれたらいいな、とも思います。もしかしたら気が付かないうちに、なっているのかもしれないという淡い期待を抱くことがあります。
私の紡ぐ言葉が、あるいは行動が誰かの心の灯になれる日を目指したいものです。
あなたがリカバリーしたいものは何ですか?
あなたが、リカバリーしたいことは何ですか。私は、挑戦する力を伸ばして、いろいろな世界を見渡してみたいと思っています。その力をリカバリーして、前へ前へと進んでいきたいと思っています。
ぜひ一度、読むことをおすすめします。帯の
「大丈夫。私たちはきっと、リカバリーできる。」
明日への励ましの言葉ですね。
いいなと思ったら応援しよう!
![家出猫](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125832003/profile_6947ee26a74a32e44be093ad4f0b17ee.png?width=600&crop=1:1,smart)