チームビルディングに悩んでいる方はこの5冊(+2冊の漫画)を読むと、世界が明るくなる。
しゅんしゅしゅんです。
組織論にはそんなに興味はないですが、チーム論には興味があります。
なんでだろう。うーん。個人の相互作用性が強いからかな。チームメンバーたった一人の一挙手一投足で、チームはすぐにダメになる。すぐに良くもなる。とても人間味があるから面白いんでしょうね。
「人の悩みは全て人間関係であり、人の幸せの根源もまた人間関係である」と思っている派なんですが、だからこそ良いチームで働いていると、それだけで幸せです。多分、仕事内容に興味がなくても、会社に悪い奴が多くても、自分の所属しているチームが良いチームなら、それなりに幸せなんだと思う。
だから興味があります。
あと、チームって純粋にかっこいいじゃないですか。「異なる個性をもった、異なる能力をもった個人がまとまったプロフェッショナル集団」。僕は好きです。
うーん、例えば…
HUNTER×HUNTERの「幻影旅団」
ワンピースの「白ひげ海賊団」
ナルトの「暁」
かっこよくないですか?wチームに入りたいですw
あと、わかりやすいとこで言えば…
オーシャンズ11
かっこよくないですか?wあんなチーム組みたいですw
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ということで最近、ダニエル・コイルさん著の「最強チームをつくる方法」を読んだのですが、これがまた中々の良書だったため、これを機に「チームビルディングに悩んでいる人がいたら読むことを勧める本」をテーマに選書しました。
「人間関係」とか「幸福」とか「チームビルディング」とか「マネジメント」とか、それ界隈の本はよく読みます。異動と組織編制が異常に多い会社なので、12年間の社会人人生の中で20個を超えるチームには所属したし、その内の半分はチームリーダーをやってます。
それで思うのですが、チームビルディングってもちろんスキルとかテクニックはあるのだけれども、小集団だからこそ、その本質は1対1の人間関係と変わらない。極論言うと「目端利かせてホスピタリティを発揮する」これだけ。これだけ意識してたら変なことにはならない。
だから選書した本の中にはそもそも人間関係とは何かを深く考えるきっかけとなる本が含まれています。この5冊を読んでして尚、「なんだよ。チームビルディングの本じゃないじゃん。関係ないよ。うまくいく魔法の方法が知りたいんだよ!」なんて人がいたらヤバい。一度チームを離れて山に籠って座禅でも組んでください。
では、ご紹介。
「嫌われる勇気」は必読書です。どんな状況の人にも僕はこの本をおススメする。読んでいても、もう一回精読してもらいたい。この人間世界において人間として生きていく以上、この本からは逃れられないのです。あーめん。
そして「安心社会から信頼社会」。信頼というものが見事に定義化されている。この本を読んで安心とは?信頼とは?社会的生き物である人間が求めるものは何か?ということを深く深く考えると良い。
人間関係や人間社会のベースができたところで、チームビルディングの大原則「心理的安全性」をベースとした、チームビルディング直結本を2冊いっときましょう。
リーダーとして良いチームを作らなければ!って肩の荷は早々におろしましょう。難しい理論なんか必要ない。緊張感を抜いてメンバーと向き合いましょう。うまくマネジメントしなければいけない対象ではなく、ただ楽しく働きたい愛すべき対象として、見ましょう。体を向けましょう。目を向けましょう。話しを聞きましょう。なんでこいつらは言うことを聞かないのかとか、どうしたら言うことを聞くのかとかではなく、まずは自分は何の役に立てるのかから考えましょう。
うまくいかなくても、それでもなお。それでもなお。善意に対して人は善意で応えるということを楽観的に信じて。
そんなことは、上機嫌じゃないとできません。最後に「不機嫌は罪である」をどうぞ。「上機嫌でいること」の威力を知ってください。
どうでしょう?
読んだら、きっと。世界が変わります。
僕は多読家ですが、多読の意味があると思っていて。あるテーマとか分野を学ぼうと思った時に、1冊だけ読んでも血肉にはなりません。5冊くらいを一気に読んで始めて世界が変わるかなと。同テーマ・分野の本を数冊読むと、内容が重複している部分、異なる部分に気づきます。これが大切で。ここを捉えると本質が見えてくる。始めて「あ、そういうことか。」って世界が開けることがありますから。
どれかだけではなく、全部読んでほしい。貪り読んでほしい。本を読んでいない間も、この本に書かれていることの内容を考えてほしい。正直チームビルディングだけじゃなく、もはや人間関係のプロになれると思う。
ビジネス書ばかりだと息切れするから、最後に漫画も。この2つ面白いですよね~。チーム論とか関係なく、漫画として純粋にとても面白い。なおかつチームについてこの2つの漫画から学べることは果てしない。
では。