GODZILLA

とてもふざけた62歳。但し“映画”と“音楽”と“文学”には、ちょっとウルサイ男である。今回、徒然なるものを記し始めた。勿論、“映画”と“音楽”と“文学”などにまつわるエトセトラである。寄ってらっしゃい!読んでらっしゃい!  by GODZILLA

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とてもふざけた62歳。但し“映画”と“音楽”と“文学”には、ちょっとウルサイ男である。今回、徒然なるものを記し始めた。勿論、“映画”と“音楽”と“文学”などにまつわるエトセトラである。寄ってらっしゃい!読んでらっしゃい!  by GODZILLA

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  • これが映画だ!

    とてもふざけた62歳。但し“映画”と“音楽”と“文学”には、ちょっとウルサイ男である。今回、徒然なるものを記し始めた。勿論、“映画”と“音楽”と“文学”などにまつわるエトセトラである。定期的には記すつもりだが、それが不定期の予感もするのである。寄ってらっしゃい!読んでらっしゃい!  by GODZILLA

  • 新・古今東西見聞録

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これが映画だ! 第一回

 今、私は62歳である。とりあえず名前はもうある。夏目漱石先生に倣おうと思ったが無理なようである。やっぱり、文学でも、音楽でも、此処での本論の映画でも、やっぱり“ホンモノ”は、本気の“ホンモノ”は違うのである。  上に掲げたのは、私の写真である。勿論、若かりし頃の私である。20代の頃、カメラに凝っていた榎本氏が撮ってくれたものである。私はフェミニストではない。ただ、様々な理由で撮影してもらった一枚である。これで、コヤに立ったりしていた。(その細かい話は、次回以降にしよう…。)

    • これが映画だ!

      虚構を蹴飛ばして、初めてドキュメンタリー映画は成立する!  最近のテレビ番組のドキュメンタリー作品を観ると甘い!甘すぎる!造りが見え透いているからだ。観ているほうをギョッとさせるものが少ない。だから、日曜の昼2時とか、後は深夜に追いやられている。かつて大島渚が務めたドキュメンタリー番組なんぞは、ゴールデン・タイムに放送されたりした時代もあったのだ。時代が違う?そんな言葉で逃げてはいけないのだ。しかも甘いだけではない。プロデューサーなりディレクターなりの“補足”的、 “語り部

      • 小松崎茂の世界、未知なる世界…

         #想像していなかった未来…  クソガキだった私は、父や母の許しを得て、深夜にも関わらず、ブラウン管のテレビを食い入るように見ていた。何を見ていたかって?アポロ11号の月面着陸である。モノクロでミリ単位で“横筋ノイズ”が走っている画像。アームストロング船長が、着陸船から降りてくる。まるで、ダンスのステップをスローモーションで踏むかのように…。やがて月面に降り立つ。足元にフワッと粉塵が舞う。アームストロング船長をはじめとする三人の宇宙飛行士、ひとりはアメリカ国旗を持ち、全員がま

        • これが映画だ!

          混沌とした…今も昔もそれがメトロポリス  今、東京は渋谷が酷い、いや凄いことになっているらしい。私は世田谷区池尻の生まれであるから、渋谷に出なければ何処にも行けなかったのだ。その渋谷が、再開発の名のもとにこの何年かで大きく様変わりをして、私なんぞがフラフラしていたら、確実に迷子になってしまう街に変貌したらしい。私の知っている渋谷は路面電車の始発駅で…なんて言ったら、誰も信じてくれないだろう。  出だしが私事で恐縮であったが、そのような都市のことを“メトロポリス”というらしい

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        これが映画だ! 第一回

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        • 新・古今東西見聞録
          2本
        • これが映画だ!
          8本

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          新・古今東西見聞録

          『コカコーラ・レッスン』から歳を重ねて… 私は谷川俊太郎の詩が好きだった。最初は訳も分からずにである。当時は、“現代詩”という括りの中で、文字がかっこよかったのだ。文字がかっこよいでは、おそらく貴方には伝わらないだろう。読んでほしいのだ。そう、騙された思って読んでほしいのだ。  とにかく、恐ろしいほどボキャブラリーの底なし沼が、彼の頭の中にあるとしか思えない。それを絞って出てきたものを、彼はそのまま文字にしてしまう。おそらくそんなところであろう。『夜中に台所でぼくはきみに話し

          新・古今東西見聞録

          新・古今東西見聞録 ~はじめに~

          それは何でも吸収している時だった… 某サイトにおいて『古今東西見聞録』を記していたことがある。その頃私は、一応藝術大学の学生だった。私は文藝学科で、書く立場からの文学を学び、課題のために、演劇、能、歌舞伎などを観て、その感覚を学び、課題もクリアした。そして、生きとし生けるすべてのもの、それから舞台で息衝くソレなどのすべてなど記していたと思う。当時20歳前後であった。  また、やはり某サイトで『続・古今東西見聞録』をしばらく記していた。その時は身の回りのことを始め、映画、音楽、

          新・古今東西見聞録 ~はじめに~

          これが映画だ! 第五回

          センス・オブ・ワンダー、それだけだった… “映画の魔術師”“SF映画の父”などと呼ばれたのがジョルジュ・メリエスだった。なんの物語性も無い活動写真時代に、エンターテイメント精神を持ち込んだ歴史的な作品、それが『月世界旅行』だった。誰にでも出来たトリック撮影を昇華させ、ストーリーと大きな弾丸状のロケットや月世界など、小道具、大道具にセットまで作り上げ、まさに“センス・オブ・ワンダー”という言葉を形にして見せた功績は半端ではない。多分、現代の子供は“なんじゃ、こりゃ!”と笑い転げ

          これが映画だ! 第五回

          これが映画だ!秋の特別篇

          #おすすめ名作映画 チャオ・パンタン  さて、明日(既に今日)は、ちょいと朝早くより用事があるので、『これが映画だ!』第四回を記した後、これをぶっ通して記している。寝ようとも思ったのだが、タイミングを逸してしまったのだ。“#おすすめ名作映画”というお題に、あれやこれや考えていて徹夜を決め込んでしまったのである。  映画…それは大衆文化であることは間違いない。それから、ビデオ→レーザーディスク→DVD→Blu-rayと大衆から個の楽しむ文化へとコンパクト化していったわけだが、

          これが映画だ!秋の特別篇

          これが映画だ! 第四回

          それが…でもそれが映画に与えたもの 過去三回から随分と間が空いてしまった。前回は『大いなる幻影』を紹介したが、今度は何を紹介しようか?いっそ、それ以前に遡ってみようかな? それにしても、遡ってみると、とんでもない作品のオンパレードなのである。1916年、D・W・グリフィスは『イントレランス』を発表するのである。  上の写真をご覧いただきたい。米粒みたく一番小さいのが演者たちである。昨今のCGやVFXが阿保らしくなるほどの超巨大オープンセットなのだ。しかも本作は4編から構成さ

          これが映画だ! 第四回

          これが映画だ! 第三回

          私は大いなる幻影を見た! さて二回に亘ってまえがき”なるものを記してきたが、後半に “歓楽街の一角にあり、ヤクザの皆様方がドンパチやったり、トルコ風呂(現在のソープランド)が乱立していたりと、およそ『宇宙戦艦ヤマト』を掛けるコヤとしては、そして子供たちが並んで鑑賞しようという土地柄ではなかったのである。” (第二回参照)と記していた劇場は今はもうない。しかしその当時、『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』と『銀河鉄道999』は観に行っている。少なくとも、私の中での“ヤマト”

          これが映画だ! 第三回

          これが映画だ! 第二回

            私は『これが映画だ! 第一回』を読み返して、意図せず伏線を幾つか張ってしまっていた事に気づいてしまった。散文的に、あっちへ飛びこっちへ飛びしながら、なんとか起承転結で落ち着いて着地しただろう第一回。今回も散文的につらつらと記していこうと思う。また、そこで新たなる伏線は、とりあえず第一回分を回収するまで、なるべく張らないようにするべく気をつけながら第二回を記していこうと思う。でも張っちゃったりして…。まあ、肩肘張らずに読んでいただければ幸いである。  ガキの頃の私が愛読して

          これが映画だ! 第二回