質問次第で思い込みを解除する方法
おはようございます。
今日は曇天の朝ですね。
しかも肌寒くて、我が家のワンコも厚手の服を着て寝ています。
天気不安定でところどころ雨が降るようなので、お出かけの方は傘を忘れずに!
今週もなかなかに色々とあり、ハードワークでしたがいくつかの仕事を完了させることもできたので達成感と安心感を得ているので、今日は積本を解消するために読書します。
来週、再来週はまた重要で完了させないとならない仕事がいくつかあり、脳みそをかなり絞ったり捻ったりする必要があるので、積本処理するならこの週末かなとw
さて、今日は質問の仕方一つで回答者の思考を硬化させたり、軟化させたりしてしまうということをご紹介します。
なかなか人の考え方や捉え方は変えるキッカケを作ることは難しいですし、内省や内観が大事ということを理解してもらうのは困難ですが、ある程度軟化させることは可能です。
部下をお持ちのみなさん、自分のチームメンバーに「今の仕事は楽しく面白みを感じて仕事ができていますか?」と質問してみてください。
Q.「今の仕事についてどう思う?」
⇒「仕事は面白くないし、面白くできるものではない」
⇒「自分たちの仕事はいくら工夫しても意味がない」
といった悲観的な回答をするメンバーもいると思います。
そういうメンバーに次のような質問を仕分けてみました。
Q1.「どうしてそういう仕事観を持っているの?」
これはそのように考えている理由を問うています。
このように『理由』を聞く質問をするとほとんどのメンバーは「仕事が面白くないものだ」とか面白くない理由を答え自分の考えに固執した回答をします。
Q2.「そのように考えることで、仕事にどう役立っていますか?」
こちらはそのように考えることによるメリットを問うています。
ほんどのメンバーはハッとして少し沈黙します。
そしてメリットがないことに気づき、そのうちの一部のメンバーは「どうすれば、仕事を面白くできるだろうか?」と考え始めます。
【理由を問う】⇒【考えを強化】
【目的を問う】⇒【考えを軟化】
つまり、「人の思考」は
『理由』を尋ねると強化され
『目的』を尋ねると軟化する
傾向があるのです。
「どうしてそんなに風に考えるの?」と理由を尋ねれば、相手の哲学はますます強化されてしまいます。
「なぜ」という言葉には、過去に意識を向けさせる効果があるからです。
過去に意識を向ければ向けるほど、「自分は正しい」という理由探しをさせてしまうので、確信を強めることになるのです。
思い込みは自分のアイデンティティを守るものであり、正しいか、間違っているかは本人にとっては重要ではありません。
思い込みを持っていると、(こういう時はこうだからこう)と、その思い込みに即した決断がスムーズなされます。
たとえば「苦手な味だ」と思い込んでいるこそ、食べるか食べないか迷うことなく、はじめからレストランで注文しないわけです。
しかし、その思い込みを持っていることによって「本人が本当になりたい姿」へ近づいているのか、遠ざかっているのかという点はしっかりと再評価するようにもっていき、内省や内観をして成長課題や思考の癖に気づいて欲しいと思っています。
それができれば自分自身の棚卸しができて、年末の大掃除のように不要品がたくさん出てきたりすると思います。
海外旅行などで目に止まった商品が、ここでしか買えないものと思ったり、その土地らしさがある良いものだと思って購入してみたものの自宅に飾ったり、日常で使おうとすると浮いてしまって、置き場所や使いみちに困った。
というような経験は誰にでもあるものだと思います。
それは買った時には「ステキなものだ」「便利そうだ」と思って買っていたものなのにです。
しかし、自宅も自分自身もキャパシティーは限られていますから、定期的に「再評価して捨てたり整理する」という見直しが必要になります。
思い込みや思考の癖も同様です。
思い込みには、その当時は自分を守るために必要があって作られたものでも、いま望んでいる状態に近づくためには、手放すべきものがたくさんあります。
それは役割や立場が変わった時に特に多く出てきます。
私たちは無意識のうちに「自分はこういう人間だ」というアイデンティティと矛盾しないような思考行動を取り続けようとします。
しかし実際は、昨日と同じものを好んだり、嫌ったり、同じような振る舞いをしなくてはならない理由はないのです。
自分の思考行動特性は「今の自分にとって本当に有用なものなのか?」を考えられるようになると世界は広がり、成長していくことができるようになります。
人は何歳になってもこういうことができると変身できるのです。
そして、周囲もそんな成長したり、変身したりするあなたを待ち望んでいます。
成長や変身して欲しい部下をお持ちの管理職やリーダーの方の役に立てたら幸甚です^^
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