半隠遁日記(9月)


   (日記シリーズです)

【仕事】
新卒一括採用で、30年以上、終身雇用、年功序列が未だに機能している組織で働いています。

同期に差をつけられ、後輩にも抜かされ、いわゆる「脱落組」となってしまいました。

長い年月での努力や才能の差なのだから仕方ない。偉くなると責任も増える と頭ではわかっていながら、決して敗けを認めたくない感情が沸々とわきあがります。
いつまでも諦められない自分。この負けず嫌いのベクトル、幼い頃からの教育であったり、社会の掟として身につけた、いまとなっては悲しい性。

負けず嫌いなくせに、全力で努力しない最低な自分……がつきつけられる。
情けなさ、やるせなさ。

常人は、プライドを守るため、潔く早期退職したくなるもの と僕は思います。昔隠遁、今FIREです。

しかし、簡単には辞められる訳はありません。既得権(年功)の部分もある。

組織で、部署異動を繰り返してきただけの自分には、今の収入を稼げるだけの職人的なスキルなどこれっぽっちもないのです。

出世が遅れても挽回出来ない苦しみ
若いときのように縦横無尽に事務をこなせない苦しみ
陰でバカにされても、潔く辞めることも出来ず、今の組織にしがみつかなければならない苦しみ
もう収入が増えない悲しみ

四苦八苦、希望が見えない状況の中、

60歳まで幾年か、下手をするとプラス5年(年金支給年齢が伸びると8年!?)間、この地獄のような日々が続く見込みです。

なんとか逃れる術はないものか、知恵を絞ってきました。

副業
FIRE
節約生活
隠遁
転職
自営
自給自足…………

なかなか大胆に転職など踏み切れない中、時間だけが過ぎていきます。

ただ、6ヶ月前からnoteを始め、世の中のいろんな方々の考え、思考、体験記に触れることができました。

年配でも果敢に転職し、自分に合う仕事に就かれた方
お堅い仕事を辞め、外国に行き、最後には旅館を、経営された方
家族と過ごす時間を確保出来た方
FIRE目指す方
節約で乗りきろうとする方
退職まで勤めあげたあと、今をたのしんでいる方
辛くても仕事があるうちが華だと言う方
きちんと稼いでいる方

など多種多様、とても参考になります。
最近はこんな風に考えるようにもなっています。

鈍感力 をつければよいのではないか。

後半戦のキーワードは、鈍感力です。
はて、でも鈍感力ってどうやって身につけたらよいのだろうか…………

同期と比べない
後輩と比べない
給料に感謝する
昔より残業が減って感謝する
休日出勤が減り感謝する
家族と過ごせる
地獄とは、もっと悲惨な世界
戦争に行かないだけマシ
誰も自分をバカにしていない(実は気にされていない)
仕事に感謝する
家族や仲間と思い出をつくる
一日一生

今月は、こんな感じです。

【家族】
いま、インフルエンザやコロナが猛威をふるいつつあります。
ウチも、嫁と子供がインフルエンザに罹ってしまいました。

ただ、よく効く薬のお蔭で直りました。
夏場のインフルエンザは初めてだったので、エアコン、扇風機やすぐに買える氷など、文明の有り難さにも感謝しています。

隠遁などしていたら、どうなっていたことか……….。やはり社会の一員として、立派な歯車で納得すればいいのではないか。足るを知るみたいな。
とりあえず改名はしませんが、世の中に感謝、こんな感じです。

【吐き出すこと】
健康が一番であることに気づいた自分
いざというときには、文明の利器(お金含む)が必要不可欠であることが解った自分

愚痴る暇があったら、アウトプットに励むべし。そんな天の声が聞こえてきました。

鍛えよう、表現力。
鈍感力。

そんなところです。








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